福祉大生、スウェーデンへいく
  • 発売日:2026/08/04
  • 出版社:晃洋書房
  • ISBN:9784771040649

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福祉大生、スウェーデンへいく

福祉大生、スウェーデンへいく

通常価格 3,190 円(税込)
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商品説明
スウェーデンに、ヤングケアラーが「いない」理由。


スウェーデンは「福祉先進国」と言われる。
だが本書はその制度を解説する本ではない。

15人の福祉大生が、子どもの家・ファミリーセンター・特別支援学校・ユースセンター・自立生活運動・高齢者複合施設・障害者就労施設を訪ね歩き、
自分の問いを携えて現場に立った記録である。
学生たちは「正解」を持ち帰らなかった。代わりに、「自分で決める」「問い方」「普通とは何か」という、
消えない問いを抱えて日本に戻ってきた。

ケアの先にあったのは、民主主義だった。
その発見はいま、読者自身の発見になりうる。
目次
序 章 なぜ今スウェーデンなのか
    ――福祉大生が旅立つ前に
1 帰国した翌日に  
2 この本が生まれるまで  
3 なぜ「今」スウェーデンなのか  
4 旅立つ前に 
 
第1章 スウェーデン福祉の基本構造
    ――この国と福祉を知るための地図
1 スウェーデンという国  
2 行政の仕組み――国・レギオン・コミューン  
3 スウェーデン社会福祉の三本柱と「普遍主義」の設計思想  
4 オムソーリ――「悲しみを分かち合う」という福祉の理念  
5 障害者福祉の思想的転換――「街が障害を持つ」という発想  
6 15人はなぜスウェーデンへ向かったのか  

第2章 すべての家族を支える
    ――妊娠期から始まるユニバーサル支援
1 出発前の問いと意気込み  
2 ファミリーセントラルで聞いたこと  
3 学生の感想とつぶやき  
4 著者・両角の視点――利用が当たり前の文化 

column 1 なぜスウェーデンにはヤングケアラーが少ないのか――「脱家族化」
という設計思想 

第3章 「上手だね」と言わない先生たち
    ――就学前教育に見る子ども観
1「保育園で,民主主義を教えている」  
2 Tellusbarn・Galaxen へ  
3 学生たちの声  
4 著者・両角の視点――子ども観という「福祉の土台」  

第4章 子どもは一度だけ話せばいい
    ――バーナフース(Barnahus)が変える虐待対応
1 バーナフースとは何か――「子どもの家」の誕生  
2 日本の現状―繰り返しの聴取が生む負担  
3「一回で済む」――バーナフースの現場  
4 制度を支える仕組み――通告義務と四つの類型  
5 学生たちの声  
6 著者・両角の視点――「子どもの最善」は細部に宿る

column 2 アダルトチルドレンと語る場――自助グループという選択 

第5章 「特別」に見えない特別支援
    ――インクルーシブ教育の実際
1「普通の定義が揺らいだ」  
2 スウェーデンの「特別支援学校」  
3 ホーカレンゲ学校の朝  
4 多職種連携チームという「見えない構造」  
5 著者・両角の視点――公平ではなく,公正を  
 
第6章 管理しないのになぜ荒れない?
    ――ユースセンターという社会装置
1 廃倉庫から始まった場所  
2 スウェーデンのユースセンターとは何か――「第三の居場所」という設計  
3「何かのために」働く――フリースヒューセットの理念と実践 
4 管理しないのに荒れない理由  
5 もう一つの形 図書館併設型のユースセンター――LAVA  
6 学生たちの声  
7 ユースワークという専門実践――「声を聞く」から「構造転換」へ  
8 著者・両角の視点――自己決定の哲学はユースワークにも流れている  
9「帰ってきてすぐ、日本のユースセンターを調べた」  

第7章 民主主義は教科じゃなかった
――ストックホルム大学・ブロンマ民衆大学と市民形成
1「教えられることはないよ」――ストックホルム大学の教室で  
2 フォルケホイスコーレの歴史――民主主義は「三つの運動」から生まれた  
3 ブロンマ民衆大学の一日――三つの職業課程と「やり直し」の場  
4「アカデミック」か「フォルケ」か  
5 学生たちの声  
6 著者・両角の視点――「民主主義の学校」はなぜ民主主義を「教えない」のか  

第8章 「できない」とは言えない
    ――SAMHALLが教える障害者雇用
1 障害者雇用とは何か――日本の現状から問いを立てる  
2 SAMHALLとは何か  
3 六つの問いからせまるSAMHALLの「本音」  
4 スウェーデンの障害者雇用施策―ヒアリングを裏付けるもの  
5 学生たちの声  
6 著者・両角の視点―「枠」が消えると何が残るか
  
第9章 「ケア」ではなく「権利」――パーソナルアシスタンスという革命
1 一人の男の怒りから始まった  
2「68人の人間が家に来る」――社会を動かした問題提起  
3 パーソナルアシスタントとは何か――五つの問いと一つの原則  
4 学生の問い―現場で揺さぶられた前提  
5 著者・両角の視点――「ケアとは無関係」という診断  

第10章 最期まで自分らしく――高齢者ケアと尊厳
1「祖父の言葉」から始まった問い  
2 教会のソーシャルワークから始まった150年  
3 三つの価値観――オムタンケ・人の平等・変化  
4 グループホームの設計思想――六つの部屋という単位  
5「やりたいことをやる」という支援  
6 自己決定をめぐる「難しさ」  
7「アクティブサポート」――研究と実践の接続  
8 学生たちの声  
9 著者・両角の視点――「尊厳」を設計する  

終章 スウェーデン福祉と民主主義、15人の問い
1 現在のスウェーデン――課題と応答の設計思想 
2 15人が受け取ったもの  
3 著者の考察――「福祉」と「民主主義」の接続
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