現代社会と時間の社会学
  • 発売日:2026/09/28
  • 出版社:晃洋書房
  • ISBN:9784771040670

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現代社会と時間の社会学

現代社会と時間の社会学

通常価格 4,290 円(税込)
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商品説明
「タイパ」の今を生きる私たちへ時間は社会をいかに動かし、
私たちは時間をどう生きているのか。

ジンメル、フッサール、ミードらの思想から、
社会学的システム理論と新たな社会学的時間理論、
東アジアと近代化、元号、忘却の論理、進歩と退歩、
組織や経済の時間、ワーク・ライフ・バランス、
倍速視聴、インターネットの実践まで。

現代社会の多様な時間のありさまを
16の鋭い視座から捉え切った「時間の社会学」の決定版
目次
序 章 「時間の社会学」の問題   
 は じ め に   
 1 「時間の社会学」の視点と対象   
 2 「時間の社会学」の関心   
 お わ り に   

第Ⅰ部 社会の時間理論

第1章  実在の構成としての社会的時間   
─ 社会学的システム理論からみた 「批判的実在論からみた社会的加速論」
 は じ め に ─ ある大学生の一日  
 1 実在する時間 ─ 批判的実在論から捉えた時間の重層性  
 2 実在する社会的時間 ─ 現代社会の駆動原理としての社会的加速  
 3 社会学的システム理論 ─ 多様なシステムが生み出す複数の時間  
 4 構成される時間 ─ 差異の組み合わせとしての時間     
 お わ り に ─ 「実在の構成」としての社会的時間 
 
第2章  社会の時間の認識論  
─ 「積み重なる時間」についての試論
 は じ め に   
 1  ニュートン時間の認識論的研究の基本傾向としての 「量」と「直線」の問い直し   
 2  ニュートン時間の認識論的研究の第三の主題としての 「流れ去る」性格   
 お わ り に  

第3章  時間の社会学は何を問うのか
─ バーバラ・アダムの時間の二元論批判と方法論的転回から
 は じ め に   
 1 アダムの二元論批判の論理   
 2 アダムは時間をどう概念化したのか   
 お わ り に   

第4章  時間と忘却の関係をめぐる試論    
─ マルク・オジェの忘却論を中心に
 は じ め に  
 1 『忘却の諸形式』の前提 ─ 時間の「統合形象化」  
 2 回 帰 ─ 憑依/プルースト 
 3 中 断 ─ 転位/スタンダール  
 4 開 始 ─ イニシエーション/グラック 
 お わ り に   

第Ⅱ部 社会の時間展望 ─ 共有される/されざる過去と未来

第5章  社会変動と時間の反省   
─ 18世紀~20世紀前半の社会学思想を中心に
 は じ め に   
 1 社会観と時間観の関係   
 2 進歩と退歩の黄昏   
 3 社会・文化変動論の黎明   
 お わ り に   

第6章  元号の時間意識  
─ なぜ「昭和百年」は不発に終わったのか
 は じ め に  
 1 「昭和百年」とは何か   
 2 「令和」発表をめぐる盛り上がり   
 3 元号とメディア   
 4 同期装置としての元号   
 お わ り に   

第7章  重なり合う時間、交錯する〈近代〉  
─ 「非同時的なものの同時性」の理論的射程
 は じ め に   
 1 概念の系譜と時代診断としての特性  
 2 時間意識のグローバルな編成   
 3 〈非同時的なものの同時性〉の作動   
 お わ り に ─ 帝国的・植民地的時間化を行う観察図式としてのGU 
 
第8章 東アジア社会における近代的歴史的時間   
 は じ め に  
 1 近代的歴史的時間 ─ 多元性・土着性・ハイブリディティ  
 2 国家主導の時間  
 3 社会科学における時間の発明   
 お わ り に   

第Ⅲ部 社会の現在 ─ 「いま・ここ・このように」の生成

第9章  瞬間と境界     
─ ジンメルにおける生の時間について
 は じ め に ─ 〈時計の時間〉と〈生〉  
 1 生の自己超越としての時間   
 2 われわれは「瞬間」に何を見出すのか ─ 造形芸術における時間表現 
 お わ り に ─ 〈時計の時間〉を超えて 

第10章  時間に内包される社会性について   
─ ジョージ・ハーバート・ミードの時間論から
 は じ め に   
 1 ミードの社会性概念はどのように理解されたか   
 2 ミードの時間論と社会性概念の萌芽   
 3 行為としての社会性と創発の意味   
 4 社会性概念の拡張と理論的含意   
 お わ り に ─ 潜在性としての時間的社会性  

第11章  本能的衝動が織りなす生のポリリズム  
─ フッサールの本能論を手掛かりとして
 は じ め に   
 1 現象学的記述における本能的衝動の基本的諸特徴   
 2 本能的衝動の周期性   
 3 本能的衝動の周期性は何をもたらすか   
 お わ り に 

第12章  貨幣・時間・情報    
─ 見田宗介における物象化論の今日的射程
 は じ め に ─ 時間論から物象化論へ  
 1 貨幣の物象化 ─ 『現代社会の存立構造』(1977)  
 2 時間の物象化 ─ 『時間の比較社会学』(1981)  
 3 情報の物象化・試論  
 お わ り に ─ 見田の物象化論の射程 
 
第Ⅳ部 社会の速度 ─ 日常生活の時間

第13章  制度固有の時間   
─ ワーク・ライフ・バランス研究に着目して
 は じ め に   
 1 ワーク・ライフ・バランス研究と社会的時間   
 2 育児/仕事の時間の様相   
 3 制度固有の時間と社会的構成   
 お わ り に   

第14章  組織の意思決定と時間    
─ 協働のためのタイムマネジメント
 は じ め に   
 1 時間による一元的管理から時間の多元的把握へ   
 2 組織固有の時間を見出した「時間の構造化」論  
 3 意思決定連関の二類型   
 4 意思決定を契機とした組織固有の「時間」   
 お わ り に   

第15章  倍速視聴は「効率化」か「ノイズの回避」か   
─ 後期近代における動画視聴行動の規定因
 は じ め に   
 1 「生活テンポの加速」としてのタイパ   
 2 分析データの概要   
 3 先行調査の結果と本章の分析方針   
 4 分析結果   
 お わ り に   

第16章  インターネットにおける同時性と無時間性の強化は何をもたらしたのか    
─ 「編集」という実践からの再考
 は じ め に ─ 同時性と無時間性を「編集」の観点から捉える  
 1 編集という実践 ─ 無時間性に対する無時間化  
 2  同時性と無時間性の交錯 ─ インデックス化する情報とパーソナライズ
 お わ り に ─ パーソナライズがもたらす共有された時間の喪失
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