鳥居龍藏論
  • 発売日:2026/09/29
  • 出版社:古今書院
  • ISBN:9784772253673

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鳥居龍藏論

鳥居龍藏論

通常価格 9,350 円(税込)
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商品説明

民族学者鳥居龍藏(1870-1953)は,学際的研究を実施した点で柳田國男・南方熊楠と並び称される研究者であるが,残念なことに柳田や熊楠に比べると研究業績の分析は少ない。
鳥居の調査地の多くを自身の調査地としてきた著者が,現代的な視点から鳥居の研究を再評価する意欲作。日本民族起源論において鳥居が示した「固有日本人」説を分析するほか,今日なお調査困難な極東ロシアや・中国・満州の調査記録の価値を見直す。
付論では19世紀半ばに中央アジアを探検したロシアの探検家・セミョーノフの業績を取り上げ,地理学協会との関係を説いている。

目次
第一章 フィールドサーヴェイの特徴
第一節 キーワードとしてのフィールドサーヴェイ
第二節 キーワードとしての中国少数民族―ミャオ族などを例として―
第三節 フィールドサーヴェイの重要性

第二章 フィールドサーヴェイの事例(Ⅰ)―満州調査―
はじめに
第一節 満州調査に至るまで
第二節 満州調査の行程
第三節 満州調査の特色
第四節 小結―結びに代えて―

第三章 フィールドサーヴェイの事例(Ⅱ)―東部シベリア調査―
はじめに
第一節 東部シベリア調査の特徴
第二節 東部シベリア調査の行程
第三節 日本民族・文化との関連―シャーマン教を事例として―
第四節 小結―結びに代えて―

第四章 喜田貞吉との比較―日本民族起源論を中心に―
はじめに
第一節 日本民族起源論前史
第二節 鳥居龍藏の「固有日本人」説
第三節 喜田貞吉の「日鮮両民族同源」論
第四節 「固有日本人」説と「日鮮両民族同源」論との比較
第五節 結語―結びに代えて―

第五章 主要著作からの分析(Ⅰ)―『有史以前の日本』改訂版にみられる歴史認識―
はじめに
第一節 『有史以前の日本』改訂版の成立過程
第二節 『有史以前の日本』改訂版の概要
第三節 『有史以前の日本』改訂版にみられる歴史認識
第四節 小結―結びに代えて―

第六章 主要著作からの分析(Ⅱ)―『人類學上より見たる上代の文化(Ⅰ)』を通して―
はじめに
第一節 古代の三区分
第二節 本書の位置づけと構成
第三節 上代研究の特色
第四節 小結―結びに代えて―

第七章 主要著作からの分析(Ⅲ)―『極東民族』(第一巻)を通して―
はじめに
第一節 本書作成の動機および位置づけ
第二節 構成上の特色
第三節 民族研究史の特色
第四節 コリヤーク族
第五節 小結―結びに代えて―

第八章 鳥居龍藏のミャオ族調査の特徴 ―台湾の少数民族調査との比較を通して―
はじめに
第一節 台湾調査の目的およびその特徴
第二節 ミャオ族調査の特徴
第三節 黥面蕃、ミャオ族調査からみた特徴の比較
第四節 小結―結びに代えて―

第九章 鳥居龍藏における研究上の視座・視点
はじめに
第一節 現場中心主義的立場
第二節 研究対象(事象)の比較検討
第三節 物質文化の重視

付論 ロシア人による中央アジア探検 ―セミョーノフ(Семёнов, П. П.)の場合―
はじめに
第一節 ロシアの中央アジア進出とセミョーノフの中央アジア探検の動機
第二節 天山探検の行程とその特色
第三節 小結―むすびに代えて―
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