- 発売日:2026/09/08
- 出版社:金剛出版
- ISBN:9784772421942
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メンタルヘルス臨床のためのメンタライジング・ハンドブック[エッセンシャル版]
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商品説明
本書は,アンソニー・ベイトマンおよびピーター・フォナギー編著『Handbook of Mentalizing in Mental Health Practice(第2版)』より,MBT(メンタライゼーションに基づく治療)の理論と実践を理解するうえで中核となる章を精選して訳出したものである。神経科学的研究,アセスメント,トラウマ,個人療法・集団療法,さらに境界性・反社会性・自己愛性などのパーソナリティ症への応用までを含み,現代メンタルヘルス臨床におけるMBTの展開を体系的に示している。
とりわけ本書の大きな特徴は,「認識的信頼(epistemic trust)」という概念を軸に再編されたMBTの新しいモデルを紹介している点にある。従来のようにメンタライジング能力の向上を最終目的とするのではなく,それを通して他者との関係のなかで社会的学習を回復し,それを日常生活へと一般化していくことを治療の核心として捉える視点が明快に論じられる。さらに,関係的参照,心の再調整,コミュニケーション・システムといった概念を通して,心理療法を単なる個人内過程ではなく,社会的プロセスとして統合的に理解する新たな視座を提供する。
臨床家・研究者はもちろん,対人援助に携わるすべての専門職にとって,人間理解と心理療法のあり方を根底から問い直す一冊である。
とりわけ本書の大きな特徴は,「認識的信頼(epistemic trust)」という概念を軸に再編されたMBTの新しいモデルを紹介している点にある。従来のようにメンタライジング能力の向上を最終目的とするのではなく,それを通して他者との関係のなかで社会的学習を回復し,それを日常生活へと一般化していくことを治療の核心として捉える視点が明快に論じられる。さらに,関係的参照,心の再調整,コミュニケーション・システムといった概念を通して,心理療法を単なる個人内過程ではなく,社会的プロセスとして統合的に理解する新たな視座を提供する。
臨床家・研究者はもちろん,対人援助に携わるすべての専門職にとって,人間理解と心理療法のあり方を根底から問い直す一冊である。
目次
訳者まえがき●上地雄一郎
執筆者紹介
序文
第Ⅰ部 メンタライジングの理論的基礎
第1章:イントロダクション
メンタライジングの発達的起源と逆境の衝撃
早期の逆境という状況下でのメンタライジングの発達
メンタライジングの多次元的性質
メンタライジングの文脈特異的・関係特異的な性質
メンタライジングにおけるバランスの喪失:前メンタライジング・モード
顕示的手がかりと認識的信頼
メンタライジングの社会的・文化的な脈絡
第2章:現代の神経科学的調査研究
MBTの神経科学的構成要素
神経科学に対する計算論的アプローチ:MBTにとっての示唆
結論
第3章:メンタライジングのアセスメント
メンタライジングの次元とメンタライジング・プロファイル
メンタライジングについての非構造的な臨床的アセスメント
メンタライジングについての構造化されたアセスメント
結論
第4章:メンタライジング,レジリエンス,認識的信頼
レジリエンスとは何か
メンタライジング,レジリエンス,“p”因子
メンタライジングと社会的想像
認識的信頼
第5章:メンタライジングとトラウマ
トラウマの発達心理生物学
メンタライジングと発達精神病理の視点から見たトラウマ
トラウマと愛着
トラウマ,コミュニケーション,およびレジリエンス
メンタライゼーションに基づくトラウマ治療の原則
結論
第Ⅱ さまざまな精神疾患へのアプローチ
第6章:個人療法の技法
MBTアドヒアランス尺度
MBT導入グループ(MBT-I)
関係メンタライジング
関係パスポート
関係パスポートの使用
臨床実践における関係メンタライジング
関係メンタライジングの指標
プリテンド・モード
結論
第7章:青年と成人に対する集団療法
歴史的起源
MBT-Gに関する調査研究
MBT-Gの臨床実践
成人と青年のMBT-Gにおける必要不可欠な要素のまとめ
第8章(原書第10章):治療モデル
治療効果研究が私たちに教えるもの
精神病理の一般的要因に対する心理療法の一般的モデル
コミュニケーション・システム1:患者の人生と不調の性質について,モデルに基づく
非メンタライジング的システムにおけるメンタライジング・モデル
結論
第9章(原書第23章):抑うつ
メンタライゼーションに基づくアプローチの対象事例
抑うつとメンタライジング:理論的視点
治療の意味
結論
第10章(原書第19章):境界性パーソナリティ症
BPDの中核的な特徴
社会的認知の4つの次元におけるBPDのメンタライジング・プロファイル
次元を臨床実践に活かす
結論
第11章(原書第20章):コミュニティと刑事施設における反社会性パーソナリティ症
ASPDのメンタライジング・プロファイル
ASPDと前メンタライジング・モード
ASPDとよそ者的自己
MBT-ASPD:グループ治療
司法のコミュニティにおけるMBT
刑務所内におけるMBT
結論
第12章(原書第21章):回避性パーソナリティ症と自己愛性パーソナリティ症
回避性パーソナリティ症
自己愛性パーソナリティ症
結論
訳者あとがき●上地雄一郎
索引
執筆者紹介
序文
第Ⅰ部 メンタライジングの理論的基礎
第1章:イントロダクション
メンタライジングの発達的起源と逆境の衝撃
早期の逆境という状況下でのメンタライジングの発達
メンタライジングの多次元的性質
メンタライジングの文脈特異的・関係特異的な性質
メンタライジングにおけるバランスの喪失:前メンタライジング・モード
顕示的手がかりと認識的信頼
メンタライジングの社会的・文化的な脈絡
第2章:現代の神経科学的調査研究
MBTの神経科学的構成要素
神経科学に対する計算論的アプローチ:MBTにとっての示唆
結論
第3章:メンタライジングのアセスメント
メンタライジングの次元とメンタライジング・プロファイル
メンタライジングについての非構造的な臨床的アセスメント
メンタライジングについての構造化されたアセスメント
結論
第4章:メンタライジング,レジリエンス,認識的信頼
レジリエンスとは何か
メンタライジング,レジリエンス,“p”因子
メンタライジングと社会的想像
認識的信頼
第5章:メンタライジングとトラウマ
トラウマの発達心理生物学
メンタライジングと発達精神病理の視点から見たトラウマ
トラウマと愛着
トラウマ,コミュニケーション,およびレジリエンス
メンタライゼーションに基づくトラウマ治療の原則
結論
第Ⅱ さまざまな精神疾患へのアプローチ
第6章:個人療法の技法
MBTアドヒアランス尺度
MBT導入グループ(MBT-I)
関係メンタライジング
関係パスポート
関係パスポートの使用
臨床実践における関係メンタライジング
関係メンタライジングの指標
プリテンド・モード
結論
第7章:青年と成人に対する集団療法
歴史的起源
MBT-Gに関する調査研究
MBT-Gの臨床実践
成人と青年のMBT-Gにおける必要不可欠な要素のまとめ
第8章(原書第10章):治療モデル
治療効果研究が私たちに教えるもの
精神病理の一般的要因に対する心理療法の一般的モデル
コミュニケーション・システム1:患者の人生と不調の性質について,モデルに基づく
非メンタライジング的システムにおけるメンタライジング・モデル
結論
第9章(原書第23章):抑うつ
メンタライゼーションに基づくアプローチの対象事例
抑うつとメンタライジング:理論的視点
治療の意味
結論
第10章(原書第19章):境界性パーソナリティ症
BPDの中核的な特徴
社会的認知の4つの次元におけるBPDのメンタライジング・プロファイル
次元を臨床実践に活かす
結論
第11章(原書第20章):コミュニティと刑事施設における反社会性パーソナリティ症
ASPDのメンタライジング・プロファイル
ASPDと前メンタライジング・モード
ASPDとよそ者的自己
MBT-ASPD:グループ治療
司法のコミュニティにおけるMBT
刑務所内におけるMBT
結論
第12章(原書第21章):回避性パーソナリティ症と自己愛性パーソナリティ症
回避性パーソナリティ症
自己愛性パーソナリティ症
結論
訳者あとがき●上地雄一郎
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