日本の植民地政策により国権を奪われた朝鮮半島から、多くの人が職を求めて、あるいは「動員」「徴用」によってポッタリ(風呂敷包)ひとつで海を渡った――
먹고 살아야지(食べていかねば)
도와 주어야지(助けてやらなねば)
배워야지([歴史を]学ばねば)
근본을 알아야 한다(根っこを知らなければならない)
生活の隅々に及ぶ植民地支配の構造、解放後も続く貧困や差別により生活難のなか、忍耐強く、ユーモアを失わず生き抜いてきた在日コリアンの「くらし」をインタビューや聞き書きをはじめとする貴重な資料から掘り起こす。
[執筆者](執筆順)
小泉和子(昭和のくらし博物館 館長)
李相祚(小川コリア文化交流会)
前潟由美子(生活史研究所 研究員・文化学園大学非常勤講師)
金淑子(フリーライター)
長井亜弓(編集者・ライター)
門松由紀子(編集者・ライター)
里村洋子(フリーライター)
木下真理(生活史研究所 研究員)
渡辺由美子(編集者・ライター)