推薦「誰もが日常で実践できるからこそ、社会的意義が深い」
国立循環器病研究センター 理事長 大津欣也
推薦「運動療法体操が広く普及し、フレイルが予防されることを願う」
北大阪ほうせんか病院 副院長 後藤葉一
医師から「適度な運動をしてください」と言われました。
多くの人が行うのはウォーキングでしょう。
しかし、血圧を下げたり、動脈硬化の進行を抑えたりする効果があるのは「有酸素運動」です。散歩程度のウォーキングでは有酸素運動になりません。
運動については「やった気になっているだけの人」がとても多いのが、問題なのです。
本書では、国立循環器病研究センターで開発した、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせた60分間の体操を紹介しています。
この体操に取り組むと、体力年齢は平均で7〜10歳若返ります。血圧、脂質、血糖値などが改善します。
著者は循環器専門医。高血圧の患者をたくさん診てきました。
高圧薬は血圧を下げる効果はあります。しかし、悪玉コレステロール値や血糖値を下げる効果はありません。
お薬というものは、たいてい1か所にしか効かないのです。
ですから検査の異常値が多いほど(病気が多いほど)、多くのお薬が必要になります。
あなたはいま、どれだけの薬を飲んでいますか。
でも、運動は違います。有酸素運動を適切に行うと、血圧も悪玉コレステロール値も血糖値も下がるのです。
また、運動には筋肉量や筋力の増加、心肺機能の改善、ストレス解消などの効果もあります。認知症予防にもつながることがわかっています。
運動はまさに「お薬」。しかも、万能薬なのです。
医師が処方するものというと、一般的にはお薬です。しかし、これからは治療として「運動を処方する」という考え方が広がっていくはずだと、著者は言います。
本書の「医師が処方した運動」で、元気な80歳になっていただけるとうれしいです。