首都圏北西部に線路網を繰り広げる西武鉄道は、近年まで大手私鉄しては珍しい20級3扉の鋼製通勤車両を主力として運用してきました。これらの車両はトニーベージュにラズベリーの塗色の赤電と呼ばれた旧性能電車の後を引き継ぎ、黄色く塗られた明るい塗色の電車達は、沿線の宅地化が急激に進んだ大量輸送時代の西武鉄道を支え、現在へとつながる輸送力近代化の立役者だったのです。
本書では黄色塗装の鋼製車体の中でも3扉の通勤車701系、801系、401系、501系、101系、301系、3000系にスポットを当て、各型式、各車を掘り下げ、また西武鉄道での活躍を追え、各地の地方私鉄へ転じた車両の現在の様子も紹介していきます。