夏休みや冬休みの自由工作は、作っているあいだは楽しく、完成したときには大きな達成感を味わえるものです。しかし、その一方で、できあがった作品はしばらく眺めたあと、いつの間にか棚の奥にしまわれてしまうことも多いのではないでしょうか。せっかく時間と手間をかけて作ったのに、その後ほとんど使われないのは少しもったいないことです。
そんな中で、作ったあとも繰り返し遊び、長く楽しめる工作があります。それが「ボードゲーム」です。自分で作ったゲームは、遊ぶたびに工夫したところや苦労したところを思い出し、より愛着がわいてくるものです。また、家族や友だちと一緒に遊べば、何度でも盛り上がることができ、遊びの中で新しいルールを考える楽しさも広がっていきます。
本書では、ダンボールやペットボトルのキャップなど、おうちにある身近な材料を使って手軽に作れるボードゲームのレシピを紹介。特別な道具や難しい技術がなくても取り組めるよう、わかりやすく工夫された内容になっています。
すごろくやバックギャモンといったシンプルで作りやすい定番ゲームはもちろん、チェスやおさかなパックンゲームのように、少し工夫をこらして作る楽しさを味わえるもの、さらに十六むさしやペグソリティアといった、あまり知られていないものの奥深い魅力をもつゲームまで、幅広く取り上げています。
また、それぞれのゲームについては、作り方だけでなく遊び方やルールもていねいに解説しています。そのため、完成したあとすぐに遊ぶことができるのはもちろん、自分なりにルールをアレンジしたり、改良したりする楽しみも広がります。工作としての面白さと、遊びとしての面白さの両方を味わえるのが、本書の大きな魅力です。
さらに、本書で紹介しているゲームは、作ったあとに自分なりの工夫を加えやすいのも特徴です。
コマのデザインを変えたり、マスの内容をオリジナルのものにしたりすることで、世界に一つだけのゲームに仕上げることができます。ルールを変えれば遊ぶ人に合わせて難しさを調整することもできるので、小さな子どもから大人まで一緒に楽しめるのも魅力のひとつです。作る楽しさと遊ぶ楽しさを何度も味わいながら、自分だけのアイデアを広げてみましょう。
一人でじっくり遊べるゲームから、家族や友だちとワイワイ楽しめるゲームまで、本書にはさまざまなボードゲームが登場します。ぜひ気になるものから実際に作ってみて、自分だけのオリジナルゲームとして長く楽しんでください。きっと、工作の新しい楽しみ方が見つかるはずです。