地域の新しい姿が模索される「地域デザインの時代」における、これからの社会実装とは。
産業化やビジネス化といった成否が注目されがちな社会実装であるが、本書では、実装の領域やプロセスを見つめ直し、特に、地域のコミュニティや行政、地元企業などとの関わりを重視しながら、ともに地域の未来を描き、持続可能な地域社会の仕組みを構築しようとする社会実装のあり方を「地域実装」と捉え、豊富な実践例から、そのプロセスを読み解いていく。
宇都宮大学地域デザイン科学部による「地域デザイン科学シリーズ」最新巻。第1巻『地域デザイン思考』では、地域を捉え未来を構想するための8つの視点を示し、第2巻『地域デザイン技術』では、地域の課題解決を支える技術やアプローチを55の事例から紹介してきた。
第3巻となる本書では、同学部が設立より10年間をかけて蓄積してきた教育・研究・社会連携の実践を、「制度・仕組み」「共創・協働」「地域の技術」「製品・規格」の4カテゴリから読み解いていく。また地域の企業との協働事例も多数紹介し、補論では地域実装を成功させる八則も示す。第3部では、大学と地域との共創というテーマに共に取り組んできた、宇都宮大学および7つの国公立大学の地域系学群・学部のリーダーによる、未来を見据えた論稿等を収録している。