「ここはB級被災地だから」
「俺たちは置き去りにされている」
「私たちは被災者じゃないから」
広範な地域に甚大な被害をもたらした東日本大震災。直接的な津波被害を受けず、被災と非‐被災の境界に位置する地域が存在する。そこに暮らす人びとは自らのポジショナリティに苦悩し、災害体験を語ることを躊躇していた。彼/彼女たちにとって復興とは何か。
●著者紹介
山﨑真帆(やまざき まほ)
一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻博士後期課程退学。博士(社会学)。現在、東北文化学園大学現代社会学部講師。専攻は人文・社会科学的な災害研究。共著に『〈メガイベントの遺産〉の社会学』(青弓社)、論文に「住家への津波被害を免れた人々における東日本大震災からの「復興」」(『日本災害復興学会論文集』第15号)、「復興過程における「被災者」の自己認識に関する一考察」(『日本災害復興学会論文集』第16号)など