Chapter 0 心理職の動機とそれにまつわる思い
1 本書で取り組みたいこと
2 職業動機の心理学―価値の4原則
3 Coreyらによるカウンセラーの典型的動機
4 心理支援は人間が自律的に生きることを尊重できる?
5 なりたい自分と抵抗勢力
6 心理支援におけるリスク回避(安全原則)
7 この本のめざすところ
第1部 心理職とはなにか
Chapter 1 心理職とは何をする人か―職業領域と主な職務
1 心理職の定義
2 心理職の主要な職域
3 主要業務
4 公認心理師法のどこに着目すべきか
5 名称独占と業務独占[法44条]
6 資格の必要性
7 養成制度
8 日本における心理職の歴史
Chapter 2 心理アセスメントを支える臨床心理学の発展
1 臨床心理学の研究基盤
2 心理テスト作成の研究
3 因子分析と知能構造の研究
4 心理アセスメントの領域とその方法の厳密性
5 情動・感情的側面の質問紙法検査
6 投映法検査から考える心理検査解釈の構造
Chapter 3 心理職の連携とコミュニティアプローチ
1 連携[法42条]
2 組織のスタイルと連携・協働
3 コミュニティアプローチと危機介入
4 コミュニティアプローチとシステム論的家族療法
5 コンサルテーションとスーパービジョン
Chapter 4 心理教育と心理療法のエビデンス
1 コミュニティアプローチとしての心理教育[法2条4項]
2 心理療法のエビデンスとRCT
3 メタ分析
第2部 心理職倫理の原則
Chapter 5 職業倫理の必要性と人間が生きる上での価値
1 法的倫理と職業倫理
2 職業実践の倫理原則
3 職業実践の判断軸
4 職業実践の4つの原則
5 人生における倫理原則
Chapter 6 公正原則による法令遵守,善行原則による資質向上義務と還元義務
1 法令遵守
2 善行原則による資質向上義務[法43条]
3 還元義務
Chapter 7 自律尊重原則によるインフォームドコンセントと秘密保持の理解
1 人権
2 心理的安全性
3 インフォームドコンセント
4 十分に合意(コンセント)するには
5 プライバシー保護とその範囲[法41条]
6 プライバシー保護の具体的注意点
7 プライバシー遵守の相反事項
Chapter 8 安全原則による多重関係・性的関係についての理解
1 利己的利用の一つである多重関係
2 さまざまな多重関係
3 多重関係の一つである身体接触・性的関係
Chapter 9 安全(無危害)原則による他害行為への対応の理解
1 信用失墜行為の禁止[法40条]
2 他害行為と自傷行為の理解
3 利用者の他害行動の理解と心理職の責任
4 承認という態度の必要性
Chapter 10 安全原則による自傷行為への対応の理解
1 自傷行動の理解についての研究
2 「故意に自分の健康を害する」症候群
3 自傷行為の事実
4 自傷・過量服薬者の動機
5 自傷行為の嗜癖化プロセス
6 自傷行為を打ち明けられた際の対応
7 自傷/他害のある利用者にかかわる支援者のセルフヘルプ
第3部 心理職の各職域における倫理原則と職責
Chapter 11 福祉領域の中心的業務/制度と倫理原則
1 障害者福祉領域における業務・制度と倫理原則
2 高齢者福祉領域における業務・制度と倫理原則
3 児童福祉領域における業務・制度と倫理原則
4 福祉領域内の関連専門職
5 福祉領域において多職種連携が必要になる事例
Chapter 12 保健医療領域の中心的業務/制度と倫理原則
1 精神科医療領域における業務・制度と倫理原則
2 精神科以外の医療領域における業務・制度と倫理原則
3 保健医療領域内の関連専門職
4 保健医療領域内外で連携する代表的関連専門職
5 保健医療領域において多職種連携が必要になる事例
Chapter 13 産業領域の中心的業務/制度と倫理原則
1 内部EAPと外部EAP
2 過重労働・自殺・ハラスメント対応の業務・制度と倫理原則
3 ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE & I)推進に関する業務・制度と倫理原則
4 リワーク(職場復帰支援)における業務・制度と倫理原則
5 産業領域内で連携する代表的関連専門職
6 産業領域において多職種連携が必要になる事例
Chapter 14 教育領域の中心的業務/制度と倫理原則
1 スクールカウンセラーの業務・制度と倫理原則
2 特別支援教育における業務・制度と倫理原則
3 学校外の教育相談領域における業務・制度と倫理原則
4 学生相談における業務・制度と倫理原則
5 教育領域内で連携する代表的関連専門職
6 教育領域において多職種連携が必要になる事例
Chapter 15 司法・犯罪領域の中心的業務/制度と倫理原則
1 警察領域における業務・制度
2 家庭裁判所および少年鑑別所における業務・制度
3 法務省矯正局・保護局領域における業務・制度
4 成人の刑事事件における業務・制度
5 犯罪被害者支援制度の連携職種
6 司法・犯罪領域内の関連専門職
7 司法・犯罪領域において多職種連携が必要になる事例
第4部 心理職の原則から考える動機と発達
Chapter 16 心理職の動機によるリスク/強みとスーパービジョン
1 Coreyらによるカウンセラーの典型的動機
2 心理職の学びに進むムーブと逸れるムーブ
3 心理職の動機と逸れるムーブ
4 スーパービジョンの必要性と機能
5 スーパービジョンの構造
6 グループスーパービジョンと相互スーパービジョン
7 ケースカンファレンス
Chapter 17 心理職の成長モデル
1 公認心理師のカリキュラムと国家試験
2 他の臨床心理関係の資格
3 臨床心理の専門職団体の社会的役割
4 心理職のコンピテンシーの立方体モデル
5 千葉(2013)による心理職の基本スキル
6 心理職の職業的発達
Chapter 18 終章
1 セルフケアの重要性
2 成人期の発達心理学
3 長期的な価値実現のためのキャリアプラン
エクササイズ
1 自分の生き方の「価値」をさがしてみる
2 自分の心理職の動機をチェックしてみる
3 授業等の作業班での連携の準備
4 心理教育の事例を調べ,新たな心理教育を考えてみる
5 心理療法の効果を説明するロールプレイ
6 心理検査実施時のインフォームドコンセントを得る演習
7 認めにくい感情を承認してみる
8 自傷行為を打ち明けたクライエントへの対応
9 事例をめぐる多職種連携のありかたについてのグループ討論
10 事例をめぐる多職種連携のありかたについてのグループ討論
11 事例をめぐる多職種連携のありかたについてのグループ討論
12 事例をめぐる多職種連携のありかたについてのグループ討論
13 事例をめぐる多職種連携のありかたについてのグループ討論
14 心理職の動機のバランスシート
15 セルフケア(コーピング)についての話し合い
16 自分のキャリアプランを描いてみる