食品や調理は親しみやすい.しかし,初めて実験をする人には,普段使わない色々な器具や試薬,分析機器,特殊な用語を使うために,負担が大きい.しかも実験は,1)何を明らかにするのか(目的),2)そのためにどのような実験をするか考え(方法),3)実験した結果をきちんと観察・記録し(実験の結果),4)目的が達成できたかを検証して結論付けて纏める作業(考察と報告)が必要である.そのため,実験は煩わしく敬遠されがちになる.そこで,実験が少しでもスムースに進むように,食品の実験に関係する用語を精選し,器具や試薬の説明とその使い方や注意事項についても易しく説明することに心がけ,実際に学生の指導に当たっている先生方で執筆した.平成10年に発刊されてから数回の改編を経て,総収録用語数約1,000 語の改訂増補第2 版の発行となった.本書に於いても,参照語を示して総合的に学べるように心がけ,事項索引は説明文からも取り上げて対応する英語も付記し,実験中いつでも利用できるように説明は簡明にしてサイズを小型化することは,特徴として維持した.広く利用され,少しでも皆さんのお役に立つことができれば幸いである.