序章 近世天皇・朝廷研究の成果と本書の課題
一 近世天皇・朝廷をめぐる研究史の軌跡
二 近世後期~幕末期の天皇・朝廷をめぐる論点
三 本書の分析視覚と課題―近世皇位継承研究をめぐって―
第一章 十八世紀中葉の皇位継承と内親王・親王家
はじめに
一 桜町上皇の皇位継承構想
二 宝暦・明和期の親王家の存立
三 安永期の皇位継承過程と親王家
おわりに
第二章 近世後期における「閑院宮系」天皇の皇統意識と泉涌寺
―近世天皇家の葬制の変容をめぐって―
はじめに
一 近世前中期における女院の葬制
二 近世後期における天皇家の葬制の変容と皇統意識
おわりに
第三章 寛政~文化期の皇位継承過程と光格天皇
―中宮欣子と皇子をめぐる動向を中心に―
はじめに
一 寛政~文化前期の皇嗣治定過程と中宮欣子
二 光格天皇の譲位表明と中宮・後宮をめぐる諸問題
三 光格天皇の譲位と皇位継承構想の展開
おわりに
第四章 文政~弘化期の皇位継承問題と仁孝天皇・新清和院
はじめに
一 文政・天保期の皇位継承をめぐる動向と新清和院
二 近世天皇・女院の母子関係と「実母」・外戚
三 天保・弘化期の新清和院の地位
おわりに
第五章 開国前夜~幕末期の朝廷と皇位継承
―皇子女・親王家・奥向をめぐる動向を中心に―
はじめに
一 十九世紀前半における親王家の歴史的位置
二 弘化~安政期の皇位継承問題と奥向
三 幕末期の皇位継承と孝明天皇・親王家
おわりに
補論 上御霊神社相殿に祀られた怨霊
一 上御霊神社相殿に祀られた三社明神・和光明神
二 文化八年の女房呪詛一件
三 朝廷社会への影響と勧修寺家の祭祀
四 明治初年における三社明神・和光明神の上御霊神社合祀
おわりに
終章 近世後期の皇位継承と天皇・女院
一 近世後期における皇位継承の展開と特質
二 近世後期における天皇の歴史的位置
三 課題と展望
初出一覧 あとがき 索引