本書には「力学」と「解析力学」がコンパクトにまとめられており、古典力学を1冊で系統的に理解できるようになっている。
本書は第I部~第IV部の4つの部で構成されており、第I部と第II部ではニュートン力学の美しさを、第III部では解析力学の強力さを理解する。さらに、第IV部では古典力学の発展の入り口をみる。
本書の特徴の一つは、問題を解きながら基礎から応用まで学ぶことができる点である。問題という形式をとることで、重要な事柄の帰結とその導出過程を区別しやすくなり、また、問題を解く過程を通して学んだ内容への理解を深めることができる。
さらに、理学や工学の幅広い分野につながるよう、剛体の力学の一般論や、解析力学における非保存力の扱いなどの実践的な内容を省略せず取り扱っていることも大きな特徴である。
力学は多くの学問の基礎であり、本書が多くの読者に読まれることを願っている。