高校で十分に化学を学習しなかった理工系学生のために、工夫された多数の図表を示しながら、ごく基礎的な事項から理工系に必要な化学の基礎までをきわめてやさしく解説する化学入門書。
各章において必要と思われる定量的な計算を扱ったが、複雑な微分方程式を解くなど、読者の負担が大きくなると思われる数学的な記述は回避した。演習問題はレベルが高くなりすぎないように配慮し(必要に応じて「チャレンジ!」の印がついている)、また巻末には非常に丁寧な解答を収め、豊富な側注とともに自習にも役立つ。
改訂版では、初版本で「補足」として第15章に記していた内容を本文の適切な箇所に配置して全14章構成にするとともに、高等学校の最新学習指導要領に合わせてとくに熱化学に関する記述を全面改訂。また、コラムや側注記事を刷新・増量、日本人のノーベル賞受賞研究など多数の新しい話題を盛り込んで、現代の基礎化学教科書としていっそう魅力を増している。