- 発売日:2026/08/21
- 出版社:時潮社
- ISBN:9784788807853
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歌集 糸ぐるま
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- 発売日:2026/08/21
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商品説明
隣接のビル毀(こぼ)たれて川渡る電車の音の間近に聞こゆ
五合目にゐると友よりメールきて遥けき富士を部屋より眺む
おはやうと遺影の夫に声かけて我の一人の今日を始める
モノクロの景となりゆく多摩川の寂しさも良し雪降りしきる
薄れゆく夫思ひ出すよすがにと暗証番号忌日としたり
作者広田澪子さんは、長く麦短歌会のリーダーとして府中市の文化活動に寄与するかたわら、みずからの境涯を短歌作品に結晶させながら真摯に生の歩みを重ねる本格派歌人である。
本歌集『糸ぐるま』はそんな広田さんの豊かな人生の軌跡と言ってもよいだろう。鋭敏な感覚でものを見、確かな表現で日常のなかの真実を詠嘆した好歌集として、多くの方々のご愛読を願ってやまない。
現代歌人協会会員 仲田紘基
五合目にゐると友よりメールきて遥けき富士を部屋より眺む
おはやうと遺影の夫に声かけて我の一人の今日を始める
モノクロの景となりゆく多摩川の寂しさも良し雪降りしきる
薄れゆく夫思ひ出すよすがにと暗証番号忌日としたり
作者広田澪子さんは、長く麦短歌会のリーダーとして府中市の文化活動に寄与するかたわら、みずからの境涯を短歌作品に結晶させながら真摯に生の歩みを重ねる本格派歌人である。
本歌集『糸ぐるま』はそんな広田さんの豊かな人生の軌跡と言ってもよいだろう。鋭敏な感覚でものを見、確かな表現で日常のなかの真実を詠嘆した好歌集として、多くの方々のご愛読を願ってやまない。
現代歌人協会会員 仲田紘基
目次
平成十年〜平成十四年
花火 街の音 新社会人 留守電 夫の退職
平成十五年〜平成十七年
府中市制五十年 水琴窟 折りたたみ自転車 わが夫婦
平成十八年
揚羽蝶 母の病 夫発病
平成十九年〜平成二十年
芽吹きの土手 空つぽのリフト みどり膨らむ
平成二十一年
老研ぎ師 多摩川 蛸杉
平成二十二年
救急車 ホバリング 世論調査 母の晩年 夫の入院・退院
平成二十三年
箱車 ペコちやん人形 寒く降る雨 夫逝く
平成二十四年
手作りの豆腐 梅雨の雨 五つの時計 雨を曳きずる
平成二十五年
チャーハンの匂ひ マナー川柳 金木犀
平成二十六年
自由なる身 余る重さ 狭きマンション ポポーの実 まごの手
平成二十七年
虹の半円 盲導犬 鰯の群れ ふるさとの川
平成二十八年
キリンの子 学生集団 群れ鳩 白き捕虫網 散水器
平成二十九年
生活の匂ひ 最終の電車 カラーボール パンジー 凌霄花
平成三十年
無味といふ味 婦人服売り場 特急あずさ 照り山 わが晩年
平成三十一年
光る一本 菜の花の辛子和へ 杉の花粉
令和元年
鎌倉の春 LAWSONのネオン 母子熊 糸電話
令和二年
幸せの具体 花のひとすぢ クジラ 髪の三つ編み 黄葉のとき
令和三年
新年の夢 逆光 利子一円 不良の遊び
令和四年
女子高生 「く」の字 紙の辞書 やんちや盛り 平和
令和五年
体重計 終活
令和六年
コロナを病む 揃ひのピアス 夏バテ 学びの場
令和七年
すき焼き いつまた会へる 抱つこ紐 深紅のつけ爪
令和八年
独りの正月
あとがき
花火 街の音 新社会人 留守電 夫の退職
平成十五年〜平成十七年
府中市制五十年 水琴窟 折りたたみ自転車 わが夫婦
平成十八年
揚羽蝶 母の病 夫発病
平成十九年〜平成二十年
芽吹きの土手 空つぽのリフト みどり膨らむ
平成二十一年
老研ぎ師 多摩川 蛸杉
平成二十二年
救急車 ホバリング 世論調査 母の晩年 夫の入院・退院
平成二十三年
箱車 ペコちやん人形 寒く降る雨 夫逝く
平成二十四年
手作りの豆腐 梅雨の雨 五つの時計 雨を曳きずる
平成二十五年
チャーハンの匂ひ マナー川柳 金木犀
平成二十六年
自由なる身 余る重さ 狭きマンション ポポーの実 まごの手
平成二十七年
虹の半円 盲導犬 鰯の群れ ふるさとの川
平成二十八年
キリンの子 学生集団 群れ鳩 白き捕虫網 散水器
平成二十九年
生活の匂ひ 最終の電車 カラーボール パンジー 凌霄花
平成三十年
無味といふ味 婦人服売り場 特急あずさ 照り山 わが晩年
平成三十一年
光る一本 菜の花の辛子和へ 杉の花粉
令和元年
鎌倉の春 LAWSONのネオン 母子熊 糸電話
令和二年
幸せの具体 花のひとすぢ クジラ 髪の三つ編み 黄葉のとき
令和三年
新年の夢 逆光 利子一円 不良の遊び
令和四年
女子高生 「く」の字 紙の辞書 やんちや盛り 平和
令和五年
体重計 終活
令和六年
コロナを病む 揃ひのピアス 夏バテ 学びの場
令和七年
すき焼き いつまた会へる 抱つこ紐 深紅のつけ爪
令和八年
独りの正月
あとがき
歌集 糸ぐるま
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