近代移行期の営為と模索

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近代移行期の営為と模索

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近代移行期の営為と模索

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第Ⅰ部は幕領・藩領間の公訴等の「難題」を防ぐ中間支配機構の施策や幕末の藩牧の廃止論と開発計画といった「場」の新展開、第Ⅱ部は廃藩置県前後の「借屋人」の負担整理を通じた正規の住民化、「仕事」に徹せる例が多かったという越後の遊女や女衒等の周囲、芸娼妓の契約や花街の育んだ美食の意義等の「場」の意義をとり上げる。第Ⅲ部は、農耕上の土俗的習慣だった弘前藩の「丹後者」排斥が藩の慣行と化していく過程や盛岡藩の通ごとの「役医」の活躍、明治中期の東方正教徒の音楽留学の意義を場と生き方の変容として分析する。
目次
 序 ………… 浪川健治

第Ⅰ部 時代を模索する政治と人間

 近世後期熊本藩の惣庄屋と用達 ―幕領日田商人との金銭貸借問題をめぐる対応― ………… 川端駆
 盛岡藩の地域開発と藩牧廃止論 ―新渡戸十次郎「昭瑶漫筆」にみる― ………… 中野渡一耕

第Ⅱ部 移動する人間の軌跡とネットワーク

 移行期における移動と役儀 ―明治初年を中心に― ………… 速渡賀大
 越後蒲原郡における飯盛女の輩出と女衒 ………… 伊東祐之
 信州高遠における花街の形成とその暮らし ―女性労働と饗応― ………… 加藤晴美

第Ⅲ部 他者をめぐる受容と排除

 「丹後者」考 ―俗信と他者排除の論理の形成― …………浪川健治
 近世後期盛岡藩における医師の活動 ―三戸通役医田島家を中心に― ………… 相馬英生
 明治中期におけるロシア留学の実現 ―その背景としての地域変容― …………山下須美礼
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