秘録 警察庁長官銃撃事件

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秘録 警察庁長官銃撃事件
  • 発売日:2026/03/30
  • 出版社:草思社
  • ISBN:9784794228352

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秘録 警察庁長官銃撃事件

秘録 警察庁長官銃撃事件

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商品説明
 1995年3月30日、國松孝次警察庁長官が銃撃され瀕死の重傷を負った。その10日前に起きたのが、オウム真理教による無差別テロ「地下鉄サリン事件」。その捜査攪乱が目的か? 警視庁の大捜査が展開されるなか、オウム信者でもある現役の警視庁巡査長が浮上。「自分が撃ちました」と自供したものの、「やっていない」→「実行犯の逃走を支援しただけ」と供述はコロコロ変遷。いったんは逮捕されるが証拠不十分で釈放。
 その一方で自分が犯人だと名乗る「もうひとりの男」が現れる。
 錯綜する事実と証言、虚構と真実が入り乱れるうちに2010年、事件は未解決のまま公訴時効に――。延べ捜査員48万人という空前の大規模捜査態勢にもかかわらず犯人検挙に至らなかったのは何故か? 捜査官たちは何を追いかけていたのか? 
 事件発生から30年を経て、数千ページにおよぶ捜査資料と20年にわたる関係者への取材を通じ「長官銃撃事件とは何だったのか」に肉薄する。
目次
序章 公訴時効

十五年目の告白
「私が長官をお守りできなかった」  
「すべて終わったね」
閉ざされた捜査内容の封印を解く  

第1部 目撃証言

第1章 特別捜査本部

凶暴化するオウム真理教  
四発の銃声  
「調査第五担当」  
空前絶後の捜査本部  

第2章 目撃者たち

目撃情報A「背の高い男」  
目撃情報B 犯行の瞬間を見た唯一の人物  
目撃情報C 一七五センチくらいの男  
目撃情報D 猛スピードで走り去る自転車の男  
目撃情報E もう一人の自転車男 矢野隆?  
目撃情報F 事件三日前に目撃された不審者
目撃情報G 数日前、「長官の車?」と話しかける男  
目撃情報H 双眼鏡で長官宅をのぞく男  
目撃情報I 自転車をワゴンに入れた男  
目撃情報J 南千住署長の自宅をのぞく男  
目撃情報K 長官警護車を見つめる男  
コルト・パイソンとホローポイント弾  
テレビ局への脅迫電話  


第3章 教団幹部逮捕

「危ない自転車の男」  
矢野隆のウソ  
容疑者との信頼関係をどう作るか  
纐纈俊廣 基本訓  
「尊師はやっぱ変なんですよ」  
「これは金子牧男ですね」  
六本木のホテルアイビス  
総合捜査報告書作成  
逮捕状発布  

第2部 現職警察官

第4章 警視庁X巡査長
X巡査長から井上嘉浩への電話  
教団名簿にX巡査長の名前  
「警察の中の警察」  
諜報省・井上嘉浩の配下  
「井上なんかに教えていません」  
「私は本官ですよ!」声を荒らげるX巡査長  
初めて明かされるX巡査長「行動概要」  
指名手配前の容疑者名を漏洩  

第5章 極秘の取り調べ

「裏付け捜査はいっさい行うな」  
「私自身がもはやオウムでした」  
「そんなことを信者に言っちゃいけないんだ」
「記憶がつながらないんです!」  
子供じみたウソ  
逃走を助ける防衛の役目  
警察手帳と「名刺」を渡した  
巣を張り巡らせる蜘蛛のように  

第6章 「自分が長官を撃ちました」

クリスマスツリーのような木  
井上が迎えにきたというウソ  
「Xが自供した‼」  
141
「裏を取らないこと。これは命令だ」  
「これは救済です」  
「殺そうという気持ちで撃ちました」  
不審車両の特定  
義理の兄の車  
同僚に銃を見られた?  
支援者がいた?  

第7章 暴露

匿名のハガキ  
警視庁公安部長が電撃更迭  
組織的隠蔽  
警視総監がXの秘匿を厳命  
「目立たないように警備して欲しい」  
警察庁人事にも影響か  
オウムへの怨嗟  

第8章 「犯人じゃないですよ」

同僚はなにを目撃したのか  
Xの供述  
「100パーセント違います」

第3部 錯綜

第9章 否認
假谷清志さん逮捕監禁致死事件  
表舞台から身を引いた井上嘉浩  
コートにつけられた数字  

第10章 高身長の男

大地震を起こせば捜査を攪乱できる  
身長174センチの端本悟  
麻原が目をつけた「使える者」  
端本悟と早川紀代秀  
「拳銃マニア」の信者の証言

第11章 職務質問

「釣り宿の職質」話  
右側駐車の車と名刺  
警察手帳を見せなかった理由  

第12章 コートの穴

着られないコートをクリーニングに  
「きわめて高温の火花による穴」  
「落としの金七」小山メモ  
「海にボチャンしてきた」  
「私が犯人だったらとっくに言ってますよ」  

第13章 謀議

拳銃を手にする麻原  
「ガフヴァなんとかで始まる男」  
「長官銃撃事件に関わっています」  
警察官僚の名前を知りたい  
「酒が不味くなったんだ」  

第14章 逮捕

Xの関与・アリバイのない信者たち  
早川の車 義兄の車 不審者情報 アイビス  
麻原側近信者のメモ  
X元巡査長と三人の幹部を逮捕  
難航する取り調べ  
「自分が撃ったような気がする」  

第15章 直接証拠ではない

10ウォン硬貨のDNA  
釈放されたXを任意で聴取  
東京地検の想定問答  
「オウム真理教による組織的犯行の可能性高まる」  
義兄のエスティマ  
射撃残渣物、手袋のDNA  
出房を拒否する端本  
Xの胸中にある井上への恨み  
井上の重要供述  
Xのアタッシェケースから射撃残渣物  

第16章 時効成立

迫る三月三十日  
「敗軍の将」國松元長官へのインタビュー  
時効成立もオウムの組織的犯行と断定  
最後の一分一秒まで  

第4部 もうひとりの男

第17章 叙事詩

終わらなかったはずの捜査  
偽名でアメリカに渡航  
見つかった大量の拳銃  
中村の〝叙事詩〞  
事件前後に大量銃器保管の貸金庫へ
中村の取り調べ  

第18章 「肯定も否定もしない」

長官事件との接点
警察庁の庁舎に侵入/銃撃現場に落ちていた朝鮮人民軍記章/
銃撃現場の詳細も供述/凶器の詳細について/銃器・弾薬を海に投棄と供述
「完全に誤認逮捕です」  
凶器の拳銃はアメリカで購入  
放置された自転車  
バッグから火薬残渣物  

第19章 供述調書

「暗殺計画を実行しました」/ 北朝鮮による拉致問題解決のために/
松本サリン事件/ 地下鉄サリン事件/警察の怠慢を糾明
犯行の詳細供述  
「長官を暗殺しオウムの犯行に見せかける」/國松長官宅の下見/
事件一週間前に拳銃の準備/決行予定日に二人の男が長官宅を訪問/
サブマシンガンも用意/事件当日/銃撃直前の様子/銃撃/
自転車で逃走/〝同志〞ハヤシと合流/電車とバスで自宅へ
/凶器を海に遺棄/「すがすがしい気持ち」
中村供述のポイント  
現場での目撃証言  
秘書官の証言  
長官公用車の運転手の証言  

第20章 中村への面会

前々日の夜から〝面会待ち〞  
「何なりと質問してください」  
支援者「ハヤシ」の正体  
不可解な動機  
中村は真犯人なのか  
犯人と異なる体格  
供述した下見の状況が実際と違う  
表札の字体が異なる  
長官の住所入手方法が曖昧  
四発目の銃弾  

終章 不可解な事実

私は〝正義の士〞  
四発目の銃弾とタイル  
時効十五年 事件から三十年  
そして不可解な事実が残った  
中村泰は犯人だったのか?  
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