メタヴァースの法

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商品説明
◆メタヴァース(仮想世界)で想起される法的考察を先取りして検討―仮想世界内の契約や不法行為は法的にどう扱われるか◆
民法および関連法の分野で、これから問題となりそうな諸問題について、将来目線から考究する分散型自立LAWシリーズ第1弾。仮想世界内の契約や不法行為は法的にどう扱われるか。アヴァター間の契約はどのように締結・履行されるのか。仮想世界と現実世界をまたぐ越境的取引・越境的不法行為は法的にどう処理されるか。これらの現象に適用される「法」は何か。アヴァターに法人格を認めるとどのような世界が生まれるか。仮想世界の団体・会社・信託なども可能か
目次
『メタヴァースの法―仮想世界の人・物・行為』(LAWフューチャーシリーズ1)

  能見善久(東京大学名誉教授) 著


【目 次】

❒ はじめに

🔶第1章 ヴァーチャル世界としてのメタヴァース

 🔷1 メタヴァースのイメージ

 (1) 小説の中のメタヴァース
  (a) スノウ・クラッシュ(1992年)
  (b) シミュラクロン3(1964年)
  (c) 本当の名前(True Names)(1981年)
  (d) レディ・プレイヤー・ワン(Ready Player One)(2010年)
  (e) レディ・プレイヤー・ツー(2020年)
 (2) メタヴァースの先駆者:ハビタットとセカンド・ライフ

 🔷2 メタヴァースと各種の「別世界」

 (1) 別世界の中のメタヴァースの位置づけ
  (a) 現実世界と対置される「別世界」
  (b) 「デジタルの別世界」と「非デジタルの別世界」
  (c) 「非デジタルの別世界」の多様性
  (d) 非デジタルの別世界からデジタルの世界の移行
 (2) 各種のメタヴァース
  (a) 分類する視点
  (b) 社会交流目的のメタヴァース(交流、エンターテインメント、教育、芸術などを含む)
  (c) 経済活動・取引目的のメタヴァース
  (d) 行政サービス提供のメタヴァース
  (e) 仕事場としてのメタヴァース
  (f) デジタル・ツインとメタヴァースの併用

🔶第2章 メタヴァース(仮想世界)への「法的」アプローチ

 🔷1 基本問題は何か

 🔷2 メタヴァースの「主体」の問題

 🔷3 メタヴァースへの「法」適用の問題

 (1) 問題の整理
 (2) 仮想世界への現実世界の法の適用の可否・可能性
  (a) 「サイバー空間(Cyberspace)」とメタヴァース
  (b) 「サイバー空間」の登場
  (c) 1990年代のサイバー空間の議論
  (d) その後の議論
 (3) サイバー空間からメタヴァースへ
  (a) メタヴァースの特徴
  (b) メタヴァースと現実世界の関係についての諸モデル

🔶第3章 メタヴァースにおける「人」(法主体)

 🔷1 アヴァターに関する基本的問題

 (1) アヴァターの由来と思想
  (a) ヒンズー教のアヴァター
  (b) 19世紀西欧文学における転用例
  (c) 仮想空間とアヴァター
 (2) メタヴァース(仮想世界)におけるアヴァター
  (a) アヴァターの表示方法
  (b) ユーザーとアヴァターの関係

 🔷2 アヴァターの法的地位

 (1) 現在の原則=アヴァターには「法人格」がない
 (2) 法人格のないアヴァターの法的扱い
  (a) アヴァターの2面性
  (b) アヴァターは権利・義務の主体とならない
  (c) アヴァターを介してユーザーに法的効果の帰属
  (d) メタヴァース内の効果限定

 🔷3 アヴァターに法人格を付与する場合(補論)

 (1) 法人格を認めることの意味と諸効果
  (a) 総論的問題(法人格付与の諸形態)
  (b) 法人格付与の諸効果
 (2) アヴァターに法人格付与する場合の課題
  (a) 法人格付与に適格要件はあるか
  (b) アヴァターの法人格取得の自由
  (c) メタヴァース内の団体・会社等の設立
  (d) 全面的法人格か限定的法人格か(法人格の範囲)

🔶第4章 メタヴァースにおける「物(モノ)」

 🔷1 仮想世界では全てがデジタル・データ

 🔷2 ヴァーチャル商品についての「権利」

 (1) 議論の整理
 (2) エヴァンス対リンデン事件
 (3) デジタル・アイテムに対する権利の性質
  (a) 無体物としてのデジタル・データ
  (b) メタヴァース内のデジタル・アイテム
  (c) NFT(Non Fungible Token)取引
  (d) スマート・コントラクトによる契約の物権化?
  (e) 所有権以外の知的財産権(著作権、ライセンス契約に基づくライセンスなど)

🔶第5章 メタヴァースにおける「取引」「契約」

 🔷1 問題の概要

 🔷2 売買型契約

 (1) メタヴァース内の「売買の仕組み」
 (2) 適用される法(準拠法)
 (3) 契約成立段階の問題(契約締結の効果意思があるか)
 (4) 契約の内容
  (a) 売買の対象
  (b) 代金の支払い
 (5) 契約履行の段階

 🔷3 その他の契約

 🔷4 メタヴァース内限定効果の特約

🔶第6章 メタヴァースにおける「不法行為」

 🔷1 「人」に対する非物理的不法行為

 (1) 物理的侵害と非物理的侵害
 (2) 「人」(アヴァターまたはユーザー)に対する「非物理的不法行為」
  (a) 加害者は誰か
  (b) 被害者は誰か
  (c) 権利・法益侵害および損害
  (d) 故意過失・違法性

 🔷2 「モノ(デジタル・アイテム)」に対する不法行為

 🔷3 越境的不法行為

 (1) メタヴァースから現実世界への不法行為
 (2) 現実世界からメタヴァースへの不法行為

 🔷4 法人格あるアヴァターが関係する不法行為

🔶第7章 その他の法律問題

 🔷1 身分法の問題

 🔷2 刑法・業法・その他の法律

❒ おわりに
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