だから僕らは出会わなければならないのです。

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商品説明
北海道発の人気バラエティ『水曜どうでしょう』カメラ担当D“うれしー”が番組はじめ数々の出会いを振り返る。ファン歓喜の名エッセイ、待望の書籍化!

嬉野です。私も今年で六七歳になりました。
私のここまでの三〇年間は札幌のHTB(北海道テレビ放送)という、かなりゆるい風土を持つテレビ局で、『水曜どうでしょう』というこれまた制作体制のかなりゆるい番組を作りながら日本社会の変遷を見てきただけに、「適当(いいかげんな、という意味においての)」で、やっていけてる組織や人間たちが見せる可笑しみが、どれだけ周囲の人間に長閑な幸せを与えているかを痛感するのです。なので、今日は、「適当」が人類にもたらす効能についてお話ししたいと思います。

―第1章「適当」より抜粋・再編集―

季刊誌『kotoba』(集英社刊)の人気連載をまとめた一冊。
書籍化にあたり加筆修正を加えました。
本書だけのボーナストラック「最新作について書ける範囲で」エッセイも収録!

●本書で描かれる様々な人たち
HTB旧社屋のセキュリティとお爺さんガードマン/カエル探しと「人間は何をおもしろがるのか」を考える現場/【嬉野家の昔話】霊能者のひい祖母さん/「あなた方の他に頼める人いないでしょ!」/カリスマスタイリスト・小松さんの仕事/『水曜どうでしょう』の丸投げトリオ/藤村さんから漂ってくる自由の風/どうでしょうの神様/負かした方が、場が盛り上がってご利益が大きい/「やぁやぁ」と挑む絶対に自分が勝つ「甘いもの対決」/よかれと思った巨大カメラで「先生! 撃ってください!」/人生を「正直」へシフトする/ボーナストラック「最新作について書ける範囲で」

●著者略歴
一九五九年、佐賀県生まれ。『水曜どうでしょう』(北海道テレビ放送)のカメラを三〇年間担当。ロケ中に発生した可笑しみを損なうことなく映像にすくいとる独特のカメラワークを事あるごとに本人は語りたがるが、世間はそれほど理解を示すふうでもない。近頃は眠れぬ夜にAIと語り合い、日本の明るい未来はもうすぐそこまで来ているじゃないかとAIと共に悦び合っているらしい。すでに定年退職したが、すぐに嘱託となり更に自由な立ち位置を得て現在もサラリーマンであり続け、とりあえず辞める気配もないという、日本の組織人としては特異な地位を占めている。著書多数。
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