元外務省主任分析官・佐藤優が圧倒的なインテリジェンス視点で読み解く、超・現実主義(リアル)な世界秩序の裏側!
ウクライナ戦争や中東情勢の緊迫により、かつての国際ルールや安全保障システムは瓦解し、世界は大国主導の力と実利が支配する「野生の掟」の時代へと突入した。そんな激動の時代において、日本の指導者や報道が見落としている最大の恐怖――それは、意思決定が「客観的な事実」ではなく、指導者の「脳内イメージ」や自己保身によって歪められていく現実である。
元外務省主任分析官・佐藤優が、公開情報(OSINT)と冷徹な分析眼を駆使し、迷走する日本外交や世界情勢の深層を暴き出す。
(主な内容)
●「脳内戦艦サナエ」の衝撃と迷走
●「戦艦」発言に見る政治指導者の観念世界と、官僚機構・メディアの不全構造
●トランプとプーチンが創り出す新たな世界秩序
●「ドンロー主義」や米中ロによる世界分割(新・三国協商)のリアリズム
●日本のインテリジェンス政策の病理
●「国家情報局」創設や「スパイ防止法」「通信傍受」の裏に潜む罠と、真の「国家の頭脳」に必要な条件とは
●二極化する日本社会での生き残り戦略
●「超富裕層」と「自己責任の国民」へと分断される日本の未来
●「野生の掟」の時代を生き抜く「ヒョウ」のごとき生存戦略
情緒的なナショナリズムや大本営発表さながらの報道を打ち破り、「真の国益とは何か」を冷徹に突きつける一冊。
【著者略歴】
佐藤 優(さとう まさる)
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。『国家の罠』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『ファシズムの正体』(インターナショナル新書)、『「悪」の進化論 ダーウィニズムはいかに悪用されてきたか』(集英社インターナショナル)など著書多数。