大学生になったらキャリアデザイン

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商品説明
本書は、大学1年生の「何から始めればよいか」という不安に寄り添うキャリア教育の教科書です。異世界転生の比喩を手掛かりに、卒業後のVUCA時代(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の高い時代)に適応するための具体的な大学生活の過ごし方を示します。全五章で、つながり作りから自己理解、他者との対話による意味づけ、チームでの課題解決、将来の見通しまでを解説。経験学習、没入経験、越境学習を軸に、生成AIの活用も含め、留学やボランティア活動、就職活動に直結するインターンシップなど課外活動にも対応しています。各項の課題は個人ワークにも授業運営にも活用でき、卒業まで長く使えるテキストです。

第1章 つながりをつくる
大学生活の出発点は、安心できる居場所と人とのつながりづくりです。本章では、友だちや先輩、教職員、学外の社会人との関係を築く方法を通して、孤立せずに大学生活を始めるための考え方と行動を解説します。誰も一人では生きていけないことを前提に、安心して学び始めるための土台を整えます。

第2章 自分を探す
「自分らしさ」は、生まれつき備わった性格ではなく、他者との関係の中での経験によって少しずつ形づくられていくものです。本章では、経験学習や振り返り、失敗や没入といった体験に加え、他者との対話を通して自分を言葉にしていくプロセスを扱います。大学生活の中で揺らぎながら、自分の特徴や価値観を言語化する視点を示します。

第3章 対話する
大学生活や社会の中で、チームで成果を出すためには、異なる考えや価値観をもつ他者との対話が欠かせません。本章では、相手の話を聴き、自分の考えを伝え合いながら信頼関係を築き、メンバーの違いを活かして新しい価値を生み出すコミュニケーションの基礎を身につけます。

第4章 課題を解決する
社会で直面する課題には、正解はありません。だからこそ、新しいコミュニティに飛び込み、多様な人々と議論し、失敗や挫折を重ねながら答えを創り出す経験が必要です。本章では、問いを立て、思考と実践、改善を繰り返しながら、課題解決に取り組む方法を学びます。

第5章 将来の見通しを立てる
将来のキャリアを探索し描くことは、いくら時間をかけても足りない活動です。特にインターンシップは低年次からでも取り組めます。本章では、企業や団体の探し方・調べ方から、社会人と出会う、仕事を経験する、そして内定を得て、入社を決意するまでのプロセスを学びます。
目次
はじめに  本書の目的や構成、使い方について  

第1章 つながりをつくる

 1-1 友達作り
  キャリアの2つの出発点は、他者との対話によって創り出す
  友達は、授業ごと、サードプレイス、そしてちょっとうるさい人がいい

 1-2 人脈作り
  人脈作りには、3つのアクションがある
  その1:新しいネットワークづくりに常に取り組む
  その2:知り合った人との信頼関係を維持する
  その3:自分の考えや思いを共有する

 1-3 目標となる人を探す
  キャリア展望を描くために、出会うべき社会人とは?
  それぞれのロールモデルと、どうやって出会えばいいのか?

 1-4 第三の居場所を作る
  第三の居場所(サードプレイス)が、キャリア形成になぜ有益なのか?
  第三の居場所には、どんなところがあるのか?

 1-5 誰も一人では生きていけない
  自分の幸せだけを目指しても、心は満たされない
  ウェルビーイングを事業にしている企業は、たくさんある
  〝感動〞を手がかりに、社会に還元できる仕事を探す

第2章 自分を探す

 2-1 やって、振り返って、意味づける
  理由を考えてから経験するより、経験してから理由を「後付け」した方が良い
  とにかくすぐやって、クルクル回すのがコツ

 2-2 自分らしさを言語化する
  自分らしさって、何だろう
  アイデンティティは、どうやって描けばいいのか?
  アイデンティティは、いつまでに完成するべきなのか?

 2-3 自分らしさを積み上げる
  未来の自分の理想の「自分らしさ」を起点に、今何をすべきか考える
  将来のあるべき自分のために必要な、アイデンティティ資本の獲得に投資する

 2-4 やればできると考える
  失敗は忘れた方がいいのか、それとも成長の糧とすべきか
  「面倒なことはしない」より、「やればできる」人の方がカッコいい

 2-5 自分事として動く
  大学で学ぶことって、自分事なのか、他人事なのか?
  そもそも「他人事」になっているのは、学生のせいではない?
  大学での学びを「自分事」にするには、どうすればいいのか?

 2-6 失敗から学ぶ
  成長・進歩には必ず失敗がついてまわるもの
  失敗してもいい空気があるコミュニティに飛び込んでみよう
  失敗を前提に、リカバリする準備をしておく

 2-7 没入する
  没入経験は将来の力になる
  没入経験が生み出す「狭く深い知識」と応用力
  もちろん古墳にかかわらず、没入する対象は何でもいい

 2-8 先手を打つ、引き寄せる
  新しいコミュニティに入ったら、何をすればいいの?
  プロアクティブ行動がしやすいコミュニティとは?

 2-9 休日を使ってレベルアップする
  大学生は社会人に比べて、1週間当たりの「休日」は、2日長い
  「休む」ために平日の復習を丁寧にする
  「休日」はチャレンジとリフレッシュに使う

 2-10 チャンスをつかむ力を育てる
  幸運に出会う能力は、高められる
  キャリアの8割は「偶然」によって生まれる。だから偶然をたくさん起こしてそれを活かす
  幸運に出会う確率を上げる6つの行動特性

第3章 対話する

 3-1 聴き手に徹する
  コミュニケーションの基本は、「聴く力」
  次の質問すべき問いは、相手の言葉の中にある

 3-2 相手を尊重して、自己表現する
  相手を怒らせず、自分の意見を伝える方法とは?
  アサーティブな表現に使える構文とは?

 3-3 安心して本音が言える場所を作る
  心理的安全性とは何か
  「耳の痛いこと」を言ってくれる人の価値

 3-4 違いを活かして新しい価値を生む
  私たちは思い込みの中に生きている
  異文化理解力を高める3つの視点
  違いを活かして新しい価値に気付く

 3-5 場面に応じて自分を見せる
  誰とでも仲良くなる必要はない
  〝出し方〞を工夫する「自己呈示」という考え方

 3-6 チームを一つにする
  チームとは「仲良しグループ」ではない
  混乱を恐れない。それがチームをつくる

 3-7 チームを導く
  リーダーシップは「みんなで進む方向をつくる力」
  全員がリーダーシップを発揮するための3つの行動

第4章 課題を解決する

 4-1 越境する
  時間という資産を最大限に使う
  大学生におすすめの越境学習の形

 4-2 問いを立てる
  「問いを立てる」力が、未来を切り開く
  「良い問い掛け」が、窮地を乗り越える突破口になる
  「良い問い掛け」が、課題解決の可能性を上げる
  「良い問い掛け」が、キャリア形成のチャンスを広げる

 4-3 論理的に考える
  自分の意見を通すための「型」を身に付ける
  一次情報でオリジナリティと熱意を、二次情報で客観性と信頼性を

 4-4 創造的に考える
  アイデアは組み合わせから生まれる
  ひらめきを支える準備とつながりの感覚

 4-5 走りながら考える
  まず「やってみる」ことで、すべてが始まる
  釣りも仕事も、やってみてから考える
  とりあえず、やってみてドリフト(漂流)する

 4-6 ありえない方向から考える
  常識をひっくり返す思考、それが水平思考
  対立を乗り越えて新しい価値を生む、両立思考と両利きの思考

 4-7 手持ちのカードで勝負する
  思い通りにいかない時代に、どう動くか
  5つの原則に学ぶ、起業家の思考法
  エフェクチュエーションは、大学生活やキャリア形成にも応用できる

 4-8 生成AIを使いこなす
  生成AIは「知の深化」担当である
  生成AIは、「知の探索」にも使える
  生成AIで、将来の仕事探しに使ってみよう

 4-9 一人の声から仮説を生み出す
  マーケティングとは、顧客の声から仮説を立てる営み
  一人の声から、売れるアイデアを生み出す「N1分析」

 4-10 現場からデータを抽出して磨く
  データ活用は、業務効率化だけではない
  職人の勘は、どうやって引き継がれたのか
  現場の情報は、どうやって戦略に変わるのか

 4-11 心が震える経験をする
  感動が「やりたいこと」を生む
  感動は没入経験の先にある

第5章 将来の見通しを立てる

 5-1 企業団体を探す
  大企業と中小企業、そして「見える企業」「見えない企業」
  大学とつながりのある企業団体を探る
  好き・感動・出会いから企業団体を探す

 5-2 企業団体を調べる
  採用情報の読み込み方には4つのポイントがある
  IR情報は、採用情報に載っていない情報が盛りだくさん

 5-3 企業団体と出会う
  自分に合うかどうかは「やってみる」しかない
  社員の人脈になることで、採用のレールに乗る
  企業団体にあなたを探して出してもらう

 5-4 内定を勝ち取り、入社を決意する
  エントリー。志望動機と自己PR、アクションプランを丁寧に作成する
  適性検査や筆記試験・面接・グループディスカッション。それぞれ対策は可能
  内々定や内定についての対策。交渉力が必要
  入社する決意をする。自分の選択に責任を持つために

おわりに  人生100年時代を生きる  

参考文献
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