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藤井恵介著作集2 日本建築史の技法と様式

藤井恵介著作集2 日本建築史の技法と様式

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商品説明
著作集第二巻の本書では、日本建築史の技法と様式をテーマに、日本建築史の泰斗・藤井恵介の主要論考を精選。第一部では「日本建築のレトリック―組物を見る」をはじめ、平等院鳳凰堂や神社建築を例に、建物の「かたち」と様式の意味を探る。第二部では中国・韓国との比較から東アジア建築の広がりを論じ、第三部では近代建築史学を拓いた関野貞の業績を検証。第四部では太田博太郎や稲垣栄三ら先学の研究を振り返り、建築史学の歩みを展望する。美的な魅力を超えて建築の形式や技法の意義を考える本書は、日本建築文化の奥行きを知る格好の案内役となる一冊。
目次
第一部 建築の技法と様式
一 日本建築のレトリック―組物を見る
二 平等院鳳凰堂の「美」とそのための「作為」
三 藤原道長・頼通親子の建築的創造力
四 俊乗房重源と建築様式
五 神社建築の「かたち」の意味
六 建築史における技術と様式―様式折衷の記述方法
七 日本・アジアにおける建築様式史研究の再検討
八 日本建築史における様式―研究の史的展開
九 日本の中世建築様式についての新理解
一〇 鑁阿寺本堂の謎
一一 中国地方、山林地主の巨大な家
東アジア建築比較研究
一 日本人は中国建築システムをどう受け止めたか
二 東アジアの宗教建築の在り方とかたち
三 日本の建築技術と意匠―中国・韓国との比較から
第二部 関野貞の研究と業績
一 関野貞―出会いから「関野貞アジア踏査」展覧会まで
二 関野貞の足跡
三 関野貞と日本建築史研究
四 「モノ」研究事始―建築史家関野貞の開発した方法
五 関野貞のインド旅行
第三部 先達の研究
一 中村達太郎と『日本建築辞彙』
二 太田博太郎と私
三 稲垣栄三と神社建築史研究
四 太田静六の寝殿造研究
五 西澤文隆の日本庭園実測図―その再発見から展覧会・出版まで
六 西澤文隆と「日本の建築と庭」実測図―実測図総論
七 玉腰芳夫建築論集に寄せて
八 宮上茂隆の薬師寺研究
九 田中淡の中国建築史研究
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