第一部 日常の生を捉え直す
第1章 ハンセン病療養所退所者のパッシング実践 ―多様な文脈の中で生きるということ―
第2章 労働による“強い”自分の自己呈示 ―希少未診断患者Oさんのパッシングに関する分析を通じて―
第3章 誰かを経由して語られる「生きづらさ」 ―出生女児のみに発現する疾患を生きる当事者とその家族の人生―
第4章 母親の経験から探る知的障害者の「自立生活」 ―支援者とのやりとりの間に抱える解釈の相違―
第5章 併存性障害を有する人のアジール ―IARSAでのフィールドワークを通じた考察―
第二部 世界の生を展望する
第6章 中国地方都市における老親扶養をめぐる夫婦間の非対称性 ―実親と義親をダブルで扶養する中年夫婦の「語り」の分析―
第7章 中国中小企業経営者の事業承継 ―社会ネットワークと信頼関係の継続と変革に着目して―
第8章 西洋的精神医療のグローバル化とアフリカにおける当事者運動
第三部 生の歴史を理論化する
第9章 H.スペンサーの生存手段への請求権をめぐる思想的前提
―『政治の適正領域』(1843)におけるW.ペイリー批判を手がかりにして―
第10章 家族計画から同和対策へ
第11章 マジョリティを描くことの難しさ ―予めの排除の効果として産出される主体としての当事者―