リズムを乱される生き物たちへの処方箋
  • 発売日:2026/08/05
  • 出版社:築地書館
  • ISBN:9784806717157

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リズムを乱される生き物たちへの処方箋

リズムを乱される生き物たちへの処方箋

通常価格 2,420 円(税込)
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商品説明
不眠、肥満、壊れつつある生態系の裏にあるのは
24時間眠らない社会、スマホ、温暖化などによって狂わされた
生き物たちの時間リズムでした。

鳥は街灯にだまされて早すぎる子育てを始め、花は咲き始める時期を間違え、
そして人間もまた、スマホ、夜更かし、シフトワークによって「見えない時差ぼけ」を抱えています。
本書は、生き物たちの体内時計をめぐる最新研究から、
現代人の不調と、生態系に起きている異変を読み解き、対処法を模索する1冊です。

時間生物学・生理学・生態学を横断しながら、
「時間リズムを刻むことは、生きることそのものだった」という驚きの事実に迫ります。
目次
プロローグ あなたの体は、壮大なオーケストラだ!
この本の基本ルール
この本に出てくる重要な用語

第1章 狂わされる生態系 光と熱に乱される生命のリズム
01 まるで「24時間営業のビュッフェ」? ヤモリを惑わす「終わらない満月」の正体
02 「まだ冬なのに」という悲劇 都会の光が狂わせる鳥たちの早すぎる子育て
03 光の街が生んだ「眠れる虫」への進化 都会の虫が手に入れた光に負けない遺伝子
04 「まだ夏だ」と信じて凍え死ぬ? 光にだまされ冬支度を忘れる蚊
05 野生動物を蝕む、終わらない時差ぼけ 人間が引き起こす野生動物の「夜型化」
06 季節のズレが生む悲しいすれ違い 花は咲いたか、虫はまだかいな
07 地球温暖化が狂わせた「開店時間」 数千キロを旅した鳥たちの悲劇
08 不自然な「快適さ」がリズムを壊す? 感覚の対立でパニックになるイソギンチャ

第2章 脳を持たない戦略家 植物が秘めた「計算」と「予測」の知性
09 植物たちの自由な時間術 指揮者のいない植物のジャズ・セッション
10 朝まで生き残るため計算している? 植物の緻密なエネルギー管理術
11 体内時計が作る防御のリズム 毒だけでは語れない、野生タバコのしたたかな戦略
12 マツヨイグサの一夜限りの恋 夜行性のパートナーに捧げる時間
13 植物たちの賢い「集客戦略」 好きな虫が活動する時だけいい香りを出す植物
14 花を咲かせる究極の決断 夜の長さを測る精密センサーとフロリゲン
15 太陽が怖くてひきこもるカビ 命の設計図を守るための「ひきこもり」戦略
16 120年に一度の祝祭と死 捕食者を食べ飽きさせる竹の壮大な生存戦略
17 寒い冬でも時計が狂わない植物 ブレーキを壊して時間を進める驚きの調整術
18 マイペースすぎて適応できない? レタスに学ぶ「同調能力」という個性

第3章 食と代謝のクロノロジー 「いつ食べるか」の科学
19 「腹時計」の正体 脳が胃に送る「お腹が空く時間」という指令
20 体を指揮する原始のリズム お腹が空くと目覚める、もう一つの「秘密の時計」
21 ヒトのダイエットから魚の養殖まで 体内時計が教える「いつ食べるか」の技術
22 無理やり起こされた演奏者たち 夜食が「脂肪」に変わる理由
23 あなたの中のもう一つの時計 時差ぼけ菌が肥満をうつす?
24 体が記憶する健康のレシピ 一生モノの宝物となる若い頃の規則正しい生活

第4章 24時間社会の課題と対策 ヒトを蝕む見えない時差ぼけ
25 時差ぼけを作るサマータイムの正体 「たった1時間」が引き起こす生物学的な大混乱
26 シフトワーカーの心臓を守れ 「脳の指令」と「心臓の反応」のズレが招く不協和音
27 光を避けて、脳を休める 夜勤の負担を減らす科学的な処方箋
28 スマホと睡眠の深い関係 脳が起こす真夜中の勘違い
29 暗いオフィスは体内時計にとって「洞窟」? 昼の光不足が狂わせる体内時計と睡眠
30 傷ついた「設計図」が放置される夜 宇宙放射線と時差ぼけの恐ろしい因果関係

第5章 時間を操る未来の技術 医療と農業を変える時間生物学
31 医療の第4の次元 「いつ」を処方する時間治療
32 体内時計のリズムを直接治す がん細胞の暴走を止める「時間創薬」
33 光で目覚める未来の技術 体内時計を自在に操る「光薬理学」
34 防御が手薄な夜が効果的 殺虫剤と除草剤の「時間戦略」
35 終わらない昼に囚われた蛾 黄色い光が奪う、子孫を残す時間
36 植物に「最高の時間割」を 植物のリズムに寄り添う「光のコントロール」門
37 Column時を告げる庭園 リンネが夢見た「花時計」

エピローグ 30億回の鼓動の向こう側へ
あとがき
参考文献
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