巻頭口絵
まえがき
序 章 山岳文明への問い
――問題の所在と研究方法――[山本紀夫]
Column 民族植物学のすすめ [山本紀夫]
第Ⅰ部 民族植物学からみたアンデス世界
第1章 世界最長の大山脈
――その多様な自然環境――[山本紀夫]
第2章 知られざるアンデスの家畜と栽培植物 [山本紀夫]
第3章 先スペイン期の土器の図像にみるアンデスの食糧源 [山本紀夫]
第4章 ジャガイモの誕生
――雑草から生まれた栽培植物――[山本紀夫]
第5章 インカ以前のアンデス高地の農耕文化 [山本紀夫]
第6章 インカ帝国の農耕文化 [山本紀夫]
第7章 毒ぬきから食糧貯蔵へ
――中央アンデス高地の食品加工技術―― [山本紀夫]
第8章 中央アンデス根栽農耕文化論 [山本紀夫]
第9章 アンデス高地に生きる
――インカの末裔たちはいま――[山本紀夫]
第10章 何がアンデスで多種多様な作物を生んだのか
――ワカ信仰をめぐって―― [山本紀夫]
第Ⅱ部 民族植物学からみたヒマラヤ世界
第11章 はじめてのヒマラヤ
――高所比較研究の盲点を知る―― [山本紀夫]
第12章 ヌンブール峰の麓にて
――共同調査の試み―― [山本紀夫]
第13章 ネパール・ヒマラヤの多様な植生
――亜熱帯林から高山草地まで―― [山本紀夫・土屋和三]
Column 花婿はグエの木の実
――カトマンズの街角にて―― [山本紀夫]
第14章 作物と家畜と森林と
――シェルパ族の生業―― [山本紀夫・本江昭夫・藤倉雄司]
第15章 エベレストの山麓で有毒イモを食べる
――半栽培植物の利用―― [山本紀夫・土屋和三]
第16章 シェルパ社会の食卓革命 [藤倉雄司・山本紀夫]
Column 人間は何から酒をつくったのか [山本紀夫]
総括 民族植物学から高地文明の生態史観へ
――アンデスからヒマラヤへ,そしてチベットへ――
[山本紀夫・稲村哲也]
あとがき
謝辞
文献
索引