はじめに
序章 “世界史”を知れば、西洋美術がもっとよくわかる!
・その絵の「意味」、わかりますか?
・「なぜ?」「どうして?」は“美術史”だけでは見えてこない
・戦争、疫病、時の権力者……。美術は“世界史”の影響を受けている
・「作品の魅力」がもっと見えてくる!
1章「戦争・革命」の影響を受けた絵画
・マルスから平和を守るミネルヴァ
――三十年戦争の和平に使われた絵画
・夜警
――オランダ黄金期の象徴
・マラーの死
――激動のフランス革命
・カナの婚礼
――ナポレオンの戦利品
・落ち穂拾い
――第二帝政のなかで浮かび上がる社会問題
・死と火
――ナチスの支配から逃げる人々
2章「時の権力者」の影響を受けた絵画
・最後の晩餐
――権力争いの中で生まれた傑作
・ラス・メニ―ナス
――スペイン黄金時代の権力者たち
・レディ・ジェーン・グレイの処刑
――権力争いに巻き込まれた少女
・ぶらんこ
――フランス革命前夜の権力者たち
・モスリンのシュミーズ・ドレスを着た王妃マリー・アントワネット
――民衆を鎮めようとした権力者
・イワン雷帝とその息子イワン
――権力者への提言として使われた絵画
3章「地理」の影響を受けた絵画
・眠れるヴィーナス
――キャンバスを発展させたヴェネツィア
・神の子羊
――スペインの気候が生んだ光と闇の対比
・我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか
――タヒチに田園風景を求めた
・叫び
――異常気象をとらえた絵画
・解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号
――日本と似た気候のイギリスに生まれた水彩画
・第九の波
――海軍力を重視したロシアの絵画
4章「交易」の影響を受けた絵画
・死の勝利
――人の移動がもたらした疫病の蔓延
・ヴァニタスの静物
――交易で得た富と空虚
・教皇インノケンティウス10世の肖像
――人々を魅了した赤い染料
・ポンパドゥール夫人
――東洋文化に憧れた貴族
・グランド・オダリスク
――異国趣味と官能美を求めた絵画
・サロメ
――西洋に絶賛された日本文化
5章「技術革新」の影響を受けた絵画
・真珠の耳飾りの少女
――カメラ技術の発展が支えた光の演出
・鉄道
――蒸気機関の発展
・グランド・ジャット島の日曜日の午後
――テレビと同じ原理で描かれた絵画
・ひまわり
――工場で偶然生まれた色
・接吻
――官能に隠された医療の進歩
・The City Rises
――革新を批判的に表現
おわりに