ゲリラ豪雨、ダブル台風、ドカ雪、線状降水帯、スーパーエルニーニョ……
これらを読み解く鍵は、海と大気の壮大な循環にある。
日本の夏は、なぜこんなに蒸し暑いのか。
世界でも有数の大雪は、なぜ日本に降るのか。
そして、温暖化で私たちの暮らしはどう変わるのか。
その答えをたどると、海と大気が織りなす地球の仕組みが見えてくる。
日本の気象は、面白い。そして、すごい。
雨や雪をもたらす水の循環。熱を運ぶ海流と風。
その働きは、ときに豊かな恵みを、ときに大きな脅威をもたらし、
日本の風景や暮らしを形づくってきた。
気象の話は、理科だけでは終わらない。食や文化、歴史にもつながっている。
本書が描くのは、そんな「人と気象の協奏」である。
世界と比べてわかる、日本の気象のすごさ。
海と大気の壮大な循環から、恵みと脅威に満ちたこの島国の暮らし、
そして異常気象の未来までを読み解く一冊である。