品質とは、不良を出さないことだけではなく、規格を満たすことだけでもありません。品質とは、その価値を、どこまで保証するのか、その判断を企業として引き受けることです。
AIは判断を助け、DXは選択肢を広げます。しかし、どこまでを保証するのかという線を引くことは、どの技術にも代替できません。
本書は、品質を「管理」ではなく「意思決定」として捉え直す試みです。そして、その意思決定を支えるための考え方と構造を、「SDQキューブ」、「感性思考」、「共創型品質保証」を通して、理論と実践の両面から提示します。
もし本書を読み進める中で、あなたが立ち止まり、「自分ならどう決めるか」と考え始めたなら――それこそが本書の目的です。