パレスチナでどれほどの人が殺されようと、現在のイスラエル国を支持するキリスト者が多くいる。その思想的根拠がキリスト教シオニズムだ。本書はキリスト教シオニズムの誕生にプロテスタンティズムが深く関わっており、多くのキリスト者が無意識のうちにキリスト教シオニズム的な思考に陥ってしまうメカニズムを明らかにする。あわせてその問題点を徹底的に分析し、欺瞞を暴き、対抗策を提示する。
早尾貴紀氏推薦!
キリスト教シオニズムを知らなければ、パレスチナ/イスラエル問題の本質は理解できない。
ユダヤ人のパレスチナ入植と国家建設を目指すシオニズム思想は、ヨーロッパのキリスト教解釈から生まれ、建国後のイスラエルは米国のキリスト教福音派に支えられてきたからだ。
本書は、その思想的・政治的背景、とりわけ植民地主義・人種主義の影響、さらに日本のキリスト教シオニズムまでを、簡潔に解説している。
キリスト者のみならず万人に必読の書!
早尾貴紀(はやお・たかのり、東京経済大学教員)
【目次】
はじめに
第1章 キリスト教シオニズムとは何か? キリスト教シオニズムと入植者植民地主義
第2章 なぜキリスト教はシオニズムと結びつくのか?
第3章 キリスト教シオニズムの歴史(1) イスラエル建国まで
第4章 キリスト教シオニズムの歴史(2) 第3次中東戦争以降
第5章 キリスト教シオニズムの歴史(3) 「10.7」以降
第6章 日本におけるキリスト教シオニズム
第7章 キリスト教シオニズムを批判する動き
第8章 聖書から学ぶ
あとがきにかえて