アモス書は、紀元前八世紀に活動した預言者アモスの言葉に端を発する。複雑な編集過程を経て成立した現在のテクストは、社会的不正義と人間感覚の喪失を鋭く指摘し、正義と公正こそ神の重大な関心事であると妥協なく語る。著者による解説は、「アモス的精神」が旧約聖書に収められた他の文書とつながっていることを鮮やかに説く。正義と公正が軽んじられているのは今も昔も同じこと。だからこそ、アモスの言葉を改めて味わおう。
【目次】
はじめに
アモス書への招待
アモス書を読む
Ⅰ 諸国民に対する預言(1・2〜2・16)
Ⅱ イスラエルに対する預言集(3・1〜6・14)
Ⅲ イスラエルの将来への幻(7・1〜9・15)
あとがき