はじめに
「どの子も夢中になれる道徳の授業がしたい」
第I部 道徳の原理を理解する
第1章 倫理学と道徳
1.1 古代ギリシアの倫理学
1.2 宗教改革期における唯物論の発展と世俗道徳論の萌芽
1.3 カントの倫理観:純粋理性
1.4 ベンサムの倫理観:功利主義
1.5 質的倫理と量的倫理
1.6 倫理観と実践哲学としての道徳教育
第2章 道徳教育の原理
2.1 普遍道徳・自然法の原理から宗教的権威の失墜まで
2.2 道徳の本質:デュルケームの世俗道徳論からの解釈
2.3 道徳的主体性の議論
第3章 道徳性の発達
3.1 ピアジェの道徳性の発達理論
3.2 エリクソンの道徳性の発達理論
3.3 コールバーグの道徳性の発達理論
第4章 日本の道徳教育の歴史
4.1 学制と修身
4.2 教育勅語と修身教育
4.3 戦後、修身科の廃止から特設「道徳」まで
4.4 道徳の教科化、特別の教科「道徳
第5章 道徳教育の制度的位置づけ
5.1 道徳教育の法的位置づけ
5.2 学習指導要領「特別の教科 道徳」(教科としての道徳)
5.3 「特別の教科 道徳」の目標と内容、評価の観点
5.4 求められる道徳の授業
第6章 現代社会の諸課題と道徳教育
6.1 学校現場が抱える諸課題(いじめ・不登校)
6.2 教師としていじめをどうとらえるか
6.3 SDGsと道徳教育
第II部 道徳の授業をデザインする
第7章 道徳科の授業づくりの進め方
7.1 道徳が教科化されて、教科書が生まれた
7.2 教科書以外の教材の開発・活用が推奨されるわけ
7.3 授業の質は教材で決まるのか?
7.4 これだけは押さえておきたい授業の「型」15選
7.5 「型」を知っているだけでは“優れた授業”は生まれない
7.6 道徳科の授業づくり 3つのプロセス&15のタスク
コラム1 授業にはリズムがある
第8章 キーワードで迫る学習指導要領の読み方
8.1 「考え、議論する道徳」
8.2 「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度」
8.3 「内容項目」
8.4 「振り返り」
8.5 「評価」
コラム2 振り返りの効果を最大化するには?
第9章 道徳科の授業を構想する
9.1 「この教材で授業するのは難しい」ってどういうこと?
9.2 “超有名教材” はどうして授業を構想しやすいのか?
9.3 この教材ならではの “よさ” を掘り下げる
9.4 “超有名教材”の特徴を整理する
9.5 「多面的・多角的に考える教材」は授業を構想しやすい?
9.6 「感動教材」は授業展開を構想しにくい?
9.7 「山を低くすることはできない。だから、自分を高めなければならない」
9.8 現実の人を思い浮かべるから、教材が読み込める
9.9 教材の中のこのセリフ、この行動、この描写に注目する
9.10 「道徳は経験から、国語は言葉から」は絶対のルール?
9.11 教師の役割は教材や子どもの実態によって変わる
9.12 言葉の意味を探ると、「あれ?」 や 「うーん」 が生まれる
9.13 子どもに合わせて教材を変える
コラム3 正義は必ず勝つ?
第10章 学習指導案と教材研究
10.1 “よく書けた学習指導案”を見極める7つのチェックリスト
10.2 教材研究をしてみよう
コラム4 子どもの課題ばかりみていませんか?
第11章 道徳科の発問のヴァリエーション
11.1 これらの発問、あなたはどう分類する?
11.2 6種類の発問を使い分ける、散りばめる
11.3 発問形式の分類その1:「閉じた発問」「開かれた発問」
11.4 発問形式の分類その2:「否定発問」「限定発問」「仮定発問」
11.5 子どもが夢中になる授業のコンセプト
11.6 目指すは、教材と子どもが重なる授業デザイン
コラム5 教材に素朴な疑問をもつことを大切に
第12章 道徳科の授業で役立つアプローチ
12.1 子どもの思考を後押しする5つのアプローチ
12.2 子どもの思考を探る5つのアプローチ
12.3 子どもの思考を広げる5つのアプローチ
12.4 子どもの思考をつなぐカリキュラム・マネジメント
コラム6 「色と形」ってどんな学習方法?
第13章 道徳科の授業展開はさまざま(小学校編)
授業例1「ええところ」
授業例2「さかあがり できたよ」
授業例3「いいちっ、にいっ、いいちっ、にいっ」
授業例4「青の洞門」
授業例5「ばかじゃん!」
第14章 道徳科の授業展開はさまざま(中学校編)
授業例1「『愛情貯金』をはじめませんか」
授業例2「短所を武器とせよ」
授業例3「命のトランジットビザ」
コラム7 模擬授業、予備授業、授業参観を充実させるには?
資料
平成29年告示学習指導要領 「特別の教科 道徳」 の内容一覧表
学習指導案の例
おわりに
索引
著者紹介