まえがき 五つの感覚について 丹羽みさと
第一章 〈視覚〉 情報の整理と操作
事件を描く―永代橋崩落事件の記録集『夢の憂橋』から 小林ふみ子
七大考弁―見える天体、見えない神々 三ツ松誠
第二章 〈聴覚〉 何をどう聞くのか
幽囚の志士たちが聞いた音―幕末の漢詩より 佐藤温
樽屋おせんの行動原理―『好色五人女』の恋と五感 丹羽みさと
第三章 〈嗅覚〉 匂いが導くその先へ
蕉門と嗅覚表現―記憶の回路を巡って 稲葉有祐
放屁薫香吹寄草 川下俊文
江戸時代極初期の遊郭と香―遊女小藤と吉野を中心に 渡辺憲司
第四章 〈味覚〉 食に込める思い
『春色梅児誉美』の飲食場面 大高洋司
美味を描くという困難 井田太郎
第五章 〈触覚〉 超越する体
恋する身体の皮膚感覚―近世から近代へ 青山英正
「触れる」春画・艶本―仕掛絵・おもちゃ絵 石上阿希
近世の地獄譚と「触覚」の表現―勧化本を題材として 神林尚子
近世文芸と五感―あとがきにかえて 水谷隆之
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