凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ、おしまい。
『52番目の星、"ソフィ・M・クラーク"氏率いる、アルファチームが現在、来日されています!ニホンで頻発している謎の怪物種による――』
短い冬休みが終わり、味山只人(あじやまただひと)はヒロシマからバベル島へと帰還した。
そんな彼を待ち受けていたのは、探索者表彰祭と上級探索者昇格試験。
そのイベントが終わるころには、もう彼のことを「英雄の腰巾着」と呼ぶ者はいなくなった。
だが悲しいかな。
この世界は最初から、悲劇。
2032年8月に訪れる不可避の終焉。
ゆえにこうなった。
もう味山は恐怖に挑むこともなく、傷付く事もない。
……味山がそれを“望むのであれば”
――「Looking Good bro!(調子良さそうじゃねえか、兄弟)」