「雛人形を早く片付けないと婚期が遅れる」「霊柩車を見たら親指を隠せ」……。
日本人が日々の暮らしの中で無意識に守り続けてきた「しきたり」や「禁忌(タブー)」。それらは単なる迷信ではなく、厳しい時代を生き抜くために先人が編み出した、生々しくも合理的な「生存戦略」でした。
こうした先人たちが残した伝統や伝承はなぜ生まれ、世の中に広がり、根付いたのか。その経緯と背景を研究する「民俗学」が、現在ブームとなっています。
本書は、【現代民俗学の第一人者】として知られる島村恭則氏を監修に迎え、かつて柳田國男や折口信夫ら、「巨人」が確立した民俗学を最新の知見で再構築。
日本の伝統行事やしきたり、禁忌に隠された秘密、禁足地の正体、民間信仰の世界、そして『かごめかごめ』や『とおりゃんせ』などの童歌や民話に秘められた謎、さらには、現代も生まれ続けている都市伝説やネット怪談まで。
私たちの足元に広がる「もう一つの日本史」を紐解く、知的ミステリー・ムック。