• 発売日:2024/07/17
  • 出版社:白揚社
  • ISBN:9784826902595

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この世からすべての「ムダ」が消えたなら

この世からすべての「ムダ」が消えたなら

梶山あゆみ (翻訳)
通常価格 2,970 円(税込)
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  • 発売日:2024/07/17
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商品説明
誰もが「ムダ」を嫌うのに、どうして世界は「ムダ」であふれているのか?
資源・食品・お金・時間まで、世界にあふれるやっかいな問題を読み解く鍵は「ムダ」にあった!

・レジ袋の有料化には効果があるのか?
・リサイクルするorしない、どちらがエコな選択なのか?
・地産地消で本当にコストを減らせるのか?

良かれと思った行動がムダを生み、ムダにしか見えないものが価値を生む。
私たちがより良い世界で生きるための、正しい「ムダ」の知識を授けます。

■ ■ ■

初めは、ムダとはどういうものかを学ぶ本にするつもりでいた。
だが著者ふたりがそれ以上に興味をそそられたのは、ムダがなかったら世界がどんな姿になるかを考えることである。
これっぽっちのムダも存在しない世界。紙ゴミも出なければフードロスもない。時間もムダにならず、優れた頭脳や人の命が空しく失われることもない。
(……)探究の旅に読者をいざなうことで、なぜムダが生じるのかを理解してもらうとともに、ムダのない世界がどういうものかを思いえがいてもらうことを目指している。
(「はじめに ムダのない世界に向けて」より)

■ ■ ■
目次
はじめに ムダのない世界に向けて
ムダとは何か

第Ⅰ部 ムダと環境
第1章 一〇〇万年後も残る発泡スチロール
第2章 ゴミ最終処分場はエコな選択?
第3章 透明なプラスチックの不透明な問題①――私たちの生活に欠かせない便利で厄介な素材
第4章 透明なプラスチックの不透明な問題②――いたるところに存在するプラスチック
第5章 透明なプラスチックの不透明な問題③――使い捨ての代名詞「レジ袋」と「ペットボトル」
第6章 アルミ缶のカンどころ
第7章 リサイクルの真実①――空回りする再利用のシステム
第8章 リサイクルの真実②――かえってムダが増える再利用の罠
第9章 水問題に深くもぐる①――水がどこから来て、人々に供給されるか
第10章 水問題に深くもぐる②――水がどのように使われているのか
第11章 水問題に深くもぐる③――なぜ世界は水のムダにあふれているのか?

第Ⅱ部 ムダと経済
第12章 陳腐化から生まれるムダ――ムダを好む人々が仕掛ける「旧バージョン」の罠
第13章 スマホに含まれる六○種類の元素――現代生活を形づくるレアアースの採掘とリサイクル
第14章 その金ぴか、ぜんぶムダ?――なぜ私たちはこんなにも黄金を求めるのか
第15章 アルミニウムはムダだらけ?――採掘から製錬まで、旅する鉱石
第16章 上空一万メートルで生まれる飛行機のムダ――二酸化炭素から食事、アメニティまで
第17章 衣類の洪水に巻きこまれる現代人――大量消費と返品から生まれるムダ
第18章 気に入らないなら、返せばいい!――返品文化が変えた消費者の購買行動
第19章 食品ロス――私たちが嫌悪する食べ物のムダの正体
第20章 地産地消がかえってムダを生む?――食物の生産と輸送に潜む真実

第Ⅲ部 ムダの科学
第21章 二酸化炭素のムダ①――どのようにして生まれ、悪影響を及ぼすのか?
第22章 二酸化炭素のムダ②――炭素除去技術とコストについて考える
第23章 素晴らしき電気の力①――発電方法とそこに生じるムダ
第24章 素晴らしき電気の力②――電力の使用から見るムダ
第25章 太陽から届くエネルギー――植物の光合成はムダだらけ?
第26章 燃料としての食料――私たちが食べ物から得るエネルギー

第Ⅳ部 ムダの哲学
第27章 お金をムダにする
第28章 時間をムダにする
第29章 人の潜在能力をムダにする
第30章 人間が消えればムダも消える?
第31章 史上最悪のムダを生んだ人間
第32章 ムダについて最後にひと言

訳者あとがき
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