年間ベストブック2冠!
エコノミスト誌・ネイチャー誌
2070年には、フェイスブックに残される死者のアカウント数は生きている人のアカウント数を上回り、今世紀末までにおよそ50億人分の故人のプロフィールが蓄積される――
インターネット誕生から半世紀、人々が死後オンライン上に残した大量の写真やメッセージ、投稿、行動履歴は「人類の記憶」になりつつある。「デジタルの死者」と共生する時代へと移行する今、私たちは彼らのデータとどう向き合えばいいのか。弔い方は変わるのか、死後、データの商業利用は可能なのか、後世にとって、それらは歴史的価値を持つのか。
いち早くこの問題を提唱し世界中のメディアから注目された著者が、かつてない視点からオンライン空間の未来を問い直す。
:::::::推薦のことば::::::
急速に蓄積されている死者のデータをいかに管理するのか――あらゆるデジタル社会が直面する喫緊の問題に、画期的な研究をもとにアプローチする。避けられない私たちのデジタルな「死後」をめぐる倫理と政治について、刺激的かつ挑発的に、そして理論的な厚みをもって掘り下げた。
――ルチアーノ・フロリディ(イェール大学認知科学教授)
オンライン上の死者の存在は、インターネット時代の付随的な現象にすぎないと思われがちだ。だが本書は、それが歴史・経済・文化という根源的な力が交差する場所にあることを鮮やかに示す。先史時代から続く人類の物語の中に現代の問題を位置づけながら、死者のデータの所有、利用、保存、そして消去という課題へと読者を導く。
――パトリック・ストークス(豪ディーキン大学哲学准教授)