朱子学再考
  • 発売日:2026/10/23
  • 出版社:法藏館
  • ISBN:9784831857682

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朱子学再考

朱子学再考

通常価格 3,300 円(税込)
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商品説明
私たちは朱子学を誤解してきたのではないか。「封建的」「抑圧的」「男尊女卑」と語られてきた朱子学。史料を丹念に読み直し、教育や儀礼の解放、権力への批判など、これまで見過ごされてきた朱子学の新たな姿を描き出す。

「書名を「再考」としたのは、もちろん朱子学を考え直すという意味で、それというのも朱子学については今なおさまざまな誤解や偏見があり、それらを少しでも解きほぐしたいと思うのである。権威主義、封建思想、観念論、男尊女卑──朱子学に対して投げかけられるこのような単純な批判は朱子学研究者の間ではさすがに少なくなったが、他分野の研究者は必ずしもそうではないようだし、一般の人々にとって朱子学は否定的イメージで見られることが多い。それは中国でも日本でもそうである。なぜそうなったか、その理由は今は問わないとしても、これらのさまざまな誤解・偏見につき検討を加え、朱子学をより正しく評価することを本書の目的の一つとしたいのである」(「はじめに」より)。

【目次】
はじめに――従来の誤解と朱子学の「新しさ」について

朱子学再考1――「分」の思想をめぐって
朱子学再考2――「三綱五常」をめぐって
朱子学再考3――君主論をめぐって
朱子学再考4――婚姻と女性観をめぐって
朱子学再考5――理は気を生むか

朱熹の釈奠儀礼改革について
周惇頤の名について――敦頤か惇頤か
周惇頤の墓――その歴史と現況
宋代の思想

後  記
目次
はじめに――従来の誤解と朱子学の「新しさ」について

朱子学再考1――「分」の思想をめぐって
はじめに
一 問題の所在1――家永三郎、川島武宜両氏の理解について
二 問題の所在2――仁井田陞、守本順一郎両氏の理解について
三 「分」の用例
四 朱熹における「分」
五 正名論と名分論
六 『資治通鑑綱目』、藤田幽谷「正名論」との違い
七 君臣関係をめぐる言説
八 荻生徂徠における「分」の強調
九 「分」の思想と日本
小  結

朱子学再考2――「三綱五常」をめぐって
はじめに
一 通説とその由来
二 朱熹の用法1――三綱をめぐって
三 朱熹の用法2――五常をめぐって
小  結

朱子学再考3――君主論をめぐって
はじめに
一 「読余隠之尊孟弁」について
二 司馬光「疑孟」をめぐって
三 李覯「常語」をめぐって
四 鄭厚「藝圃折衷」の「吾其為東周乎」をめぐって
五 司馬光・李覯と朱熹の対比
小  結

朱子学再考4――婚姻と女性観をめぐって
はじめに
一 再嫁をめぐる再考
二 「男尊女卑」の再考
三 『家礼』と婚姻をめぐる誤解
小  結

朱子学再考5――理は気を生むか
はじめに
一 理とは何か
二 理と気の関係
三 理は気を生むか
小  結

朱熹の釈奠儀礼改革について
はじめに
一 構 想
二 実 践
小  結

周惇頤の名について――敦頤か惇頤か
周惇頤の墓――その歴史と現況
はじめに
一 周惇頤の墓
二 周惇頤の顕彰と墓の修復
三 清末光緒年間における整備
四 常盤大定の調査
おわりに――文革以後、現在まで
付 記

宋代の思想
一 近世の始まり
二 儒教の復興
三 儒教の発展
四 仏教と道教の展開――禅宗、玉皇大帝、『悟真篇』
五 朱子学の成立――朱熹
六 南宋儒教の展開――思想家列伝
参考文献
関連年表
コラム 冠婚葬祭と東アジア

後  記
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