はじめに
1 長沼ナイキ基地訴訟から考える
自衛隊ミサイル基地建設計画
憲法違反を訴えた原告
原告勝利の札幌地裁判決
逆転の札幌高裁判決
憲法判断を避けた高裁・最高裁
平賀書簡事件
「司法の危機」
青法協への攻撃
22期新任拒否事件
宮本判事補再任拒否と23期新任拒否
裁判官の動きと全国裁判官懇話会
裁判官の生活
裁判官は孤独な仕事
地域とのつながり、時代による変化
2 自衛隊イラク派兵違憲訴訟
イラク戦争の勃発と反対運動
イラク派兵違憲訴訟の準備
派兵は明らかな憲法違反
憲法訴訟とは何か
第一審 裁判官交代で大混乱
2回にわたって裁判官忌避の申立を行う
一審判決の内容
損害賠償請求の趣旨
国賠法で立証すべき事項
法廷の外における活動
悲惨な現実の映像
国はなぜ事実を認否しないのか
3 平和的生存権をめぐって
平和的生存権とは
平和的生存権の裁判規範性
法益侵害
権利主張をするとは
権利の生成
国連平和への権利宣言
憲法判断と「傍論」
判決の影響
国の訴訟活動
違憲立法審査の展開
裁判と世論
サラ金訴訟の場合
他の裁判所のイラク訴訟判決と今後ありうる訴訟
憲法判断に入らないという日本的特質
4 平和憲法と安保体制
平和憲法の原点をふりかえる
冷戦下の情勢
日米安保条約
60年安保と70年安保の反対闘争
憲法9条の理解
冷戦の終結と湾岸戦争
政界の動き
小泉改革の時代と安保問題の再争点化
憲法改正への動き
憲法に関する世論調査
憲法改正と安倍政権
閣議決定の意味
安保法制法の国会審議
参議院における審議
集団的自衛権の容認
反対運動の展開
憲法訴訟の効果
5「新安保法制」の違憲性をめぐって
「安保法制法」の成立と裁判闘争
訴状の要旨
原告の特徴
国賠法上の違法とは
違法性の判断
新安保法制の違憲性
違憲の明白性
一審の審理経過
実態論の立証
憲法裁判と裁判官
証拠の採否
裁判所・裁判官の報道対応
6 自衛隊の戦争準備
「安保三文書」の閣議決定
台湾有事、中国脅威論とは
日米共同演習の変質
南西諸島への自衛隊配備の持つ意味
損害論を考える観点
裁判迅速化の悪影響は
裁判とメディア、裁判官と市民との距離
7 いま「砂川事件」判決をふりかえる
全員無罪の伊達判決
最高裁判決
「砂川事件」最高裁判決を批判する
安保法制への影響
憲法判断と裁判所
米軍への指揮管理権をめぐって
国連とPKO
砂川事件判決の意義
あとがき