コロナ禍に発足した国家プロジェクトは
前代未聞の危機にどう挑んだのか。
知られざる真実が、いま明かされる!
新型コロナウイルスが全世界で甚大な被害をもたらしていた頃、
感染拡大防止と経済活動の両立を模索するために立ち上がった
国家プロジェクトの存在を知る人はどれほどいただろうか。
新型コロナウイルス感染拡大による国難を乗り越えるための
「AI・シミュレーションプロジェクト」はさまざまな成果を出している。
たとえば2020年年末に政府が打ち出した
「Stay with Your Community」キャンペーンや、
2021年のワクチン職域接種や大規模接種会場設置は、
シミュレーションの結果が政策立案に少なからず貢献したものである。
プロジェクトから生み出された研究成果などは、
内閣官房のHPやプロジェクトの特設ページで誰でも閲覧することができる。
ただ、それらはあくまでも「正史」であり、
実際には、きれいごとでは片づかない衝突も起きていた。
本書は、事務局を務めた三菱総合研究所の現場メンバーの視点から
パンデミックの裏側で繰り広げられた激動の日々を追った記録である。
パンデミックやそれに類する危機がふたたび起きたら、
水面下で何が起きていたのかという記録がきっと役に立つ。
また、政策立案やシミュレーションに関わらない
一般のビジネスパーソンにとっても、
未曾有の事態に挑むマネジメントの記録は仕事のヒントになるだろう。