令和時代の銀行融資ノート

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商品説明
 多くの銀行が経営不振に陥っている。低金利政策による利息収入の減少が長く続いていることから、中小企業への融資は消極的であり、融資以外の手数料収入(生命保険、投資信託等の販売)に力を注ぐようになっている。また、コスト削減のために支店を廃止し、行員を削減して外回りもしないようになりつつある。
 しかしこれは、銀行が自己保身に走り、本来の役割を果たさないことを意味している。将来の見通しが立たないVUCAの時代こそ、中小企業は財務戦略によって適切な銀行融資を得て、経営力を強化していかなくてはならない。金融機関の監督官庁である金融庁が「事業性評価融資」を推進するよう強く指導しているのもこのためである。
 本書は、令和時代(VUCA)の時代に、銀行がどのような状況に置かれているかの過去-現在-未来を知り、中小企業が銀行と適切な関係を保ちつつ適切な融資を得て、強固な財務戦略を築くための有効な方法と要点を明らかにした。
目次
第1章 令和時代の銀行はどうなるのか
1. 銀行を取り巻く外部環境の変化
2. メガバンクは中小企業のことを考えていない
3. 存続基盤が緩んでいる地方銀行
4. 信用金庫は信用保証協会付融資しかしない!?
5. 政府系の日本政策金融公庫は赤字経営に陥落
6. 民営化された商工中金は積極攻勢
7. 銀行に就職したいと思うのは地方の若者だけ!?
8.若い女性行員が窓口にほとんどいない
9. 金融機関の店舗は半分以下になる
10. 融資相談は、経営者が銀行窓口に行く時代に
11. 銀行融資のAI化はどこまで進むのか

第2章 銀行員の実情
1.決算書が読めない今の銀行員
2. 仕事量が多いのに残業はさせてもらえない
3. 外回りの行員の平均年齢は27歳
4. 入行3年以内で平気で辞めてしまう
5. 「上司が使えなくて困っています」 (若手行員)
6. 融資案件を上司に報告しない行員
7. 今の銀行員は札勘定が下手!
8. 融資稟議書付属資料の作成ができない
9. 転職先はM&Aコンサル!? それとも生保会社!?

第3章 平成時代~令和初頭の金融史
1.なぜ金融史を学ぶ必要があるのか
2.バブル景気の崩壊が銀行に遺した教訓
3.「格付け」導入の経緯と不良債権処理
4.「リレーションシップバンキング」の今後
5.経営者保証解除の要件
6.事業性評価融資の現状と今後の動向
7.銀行のコロナ融資対応はどうだったのか
8.資本性劣後ローンの導入とその効果
9.「企業価値担保権」への期待

第4章 銀行員は融資先の決算書をこのように見ている
1.銀行融資で格付けがなくならない理由
2.格付けの基本的な考えは変わらない
3.格付けのフローをつかむ
4.格付けの定量分析における財務指標を理解する
5.プロパー融資のみで対応している格付けの例
6.保証付融資がメインの格付け
7.リスケをしなければならない場合の格付けの例
8.格付けで大切な3つの指標と3つの勘定科目
9.決算書の貸借対照表はこのように見ている
10.決算書の損益計算書はこのように見ている
11.二次評価(定性評価)は事業性評価に結びつく
12.三次評価が一番大切
13.経営者の資産は融資成功の切り札
14.プロパー融資の入り口は55点から
15.60点以上になると金利交渉で優位になる

第5章 令和時代に生き残る中小企業の前提条件
1.管理会計の考え方が事業継続のための絶対条件
2.PDCAサイクルを回せる会社は上位1.8%
3.経営理念は時間をかけてでも必ず作成する
4.過去の計数的な振り返りがなぜ必要か
5.「根拠ある経営計画」にするために必要なこと
6.経営戦略立案にはSWOT分析を活用する
7.経営者はいざというときに売上を上げられるか
8.原価管理ができると会社の利益は倍増する
9. 販売費及び一般管理費はこうして削減する
10.資金繰り表の作成で銀行の信頼を勝ち取る
11.SNSを活用するための「戦略」と「本質」
12.組織の年齢構成と人件費を見直す
13.令和時代を生き残るための経営者の必須知識

第6章 経理体制の構築が事業継続の前提である
1.9割以上の中小企業は経理体制ができていない
2.経理体制をどのように構築するか
3.経理体制の構築ができない理由を明確にする
4.経理のアウトソーシングをするべき会社とは
5.試算表は翌月15日までに作成できているか
6.資金繰り表の作成は翌月3日以内にできているか
7.部門別の経営管理をしているか
8.損益と資金の予実管理に毎月取り組んでいるか
9.クロスSWOT分析を活用しているか
10.PESTLE分析で精度を高めているか
11.アクションプランとガントチャートでの管理
12.四半期に一度は計画の進捗状況を報告する
13.管理会計ができない会計事務所は縁を切る

第7章 銀行員の思考から資金調達を考える
1.銀行員とシンクロできれば融資は成功する
2.資金調達に必要な7W3Hとは
3.銀行の本店と支店の関係を忘れない
4.資金調達を成功させるためのセブンブリッジ
5.資金使途をしっかり伝える
6.返済財源の根拠をしっかり伝える
7.保全については代表者の資産背景を開示する
8.他行との融資取引の開示も有効
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