パジャマあるよと言われても

現実と妄想のハザマで右往左往。
42歳-54歳――
“カヨコの12年”が詰まったエッセイ集！


本書は大久保佳代子さんが『POPEYE』と
『Tarzan』で足掛け12年以上にわたって
連載してきた120本以上のエッセイを
まとめた一冊です。
「ガテン系男子にカヨコを差し入れ」という
濃い目の妄想から、
「老後を見据えてVIO脱毛」という
アラフィフの現実まで、
縦横無尽な“カヨコワールド”が展開されています！


【本書のトピック】
◎ひとりで生きてもいいですか？　―カヨコ42歳-43歳
ビジネスキスでもキスとは心の安定剤。…etc.
◎脱！ 都合のいい女―カヨコ44歳-45歳
アラフォー三人官女の「独り侘しメシ」…etc.
◎恋はもう不戦勝―カヨコ46歳-47歳
セミの恩返し？　 20歳の夏に体験した恋。…etc.
◎Uber Eatsしか来ないけど―カヨコ48歳-49歳
高齢化社会に考えるボウボウ荒野問題。…etc.
◎セミダブルにひとり寝る―カヨコ50歳-51歳
厳しい目をバネに美顔器ソリューション。…etc.
◎何歳だって甘えたい―カヨコ52歳-53歳
五十肩と大谷ロス、夜に痛む心とカラダ。…etc.


【「はじめに」より】
「パジャマあるよ」と言われた時、
10歳の時と28歳の時の反応が違うように、
人って変化していく生き物なんだと思います。

この本は、42歳から54歳までの
12年間を書き綴ったエッセイ集です。
シャレオツシティボーイの
愛読誌である『POPEYE』と、
マッスルヘルシーピープルの
愛読誌である『Tarzan』で、
月に一度のペースで
連載していたものをまとめました。

エッセイの合間には、当時を振り返りつつ、
「今の佳代子」をテーマに
書き下ろした文章を入れています。

この12年間は、イチ女性としても
イチ芸能人としても、まさに変動の期間。
その時に起きた出来事や関心事を、
皆さんに楽しんでもらえるように、
その時の最大のサービス精神で
お届けしてきたつもりです。

正直、内容的には非常にしょうもないです。
お下品でお下劣で、性悪な人間性もかいま見えて。
我ながら、自分って嫌な人間だなと思います。
でも「大久保さんって最低だな（笑）」とか
「こんな人にはなりたくないわ！（笑）」など、
ポップにエンタに蔑んでもらえたら嬉しい限り。
時に私も、人を蔑んで
楽しんでいますから良いんですよ。

この本の定位置は、本棚なんて高望みはしません。
トイレの中で充分です。
いや、便器の脇こそべスポジです。
トイレという密室で脱力し