■第1部 憲法上の平等原則の実体的な価値について
第1章 平等という空虚な概念 (平等概念について/平等概念と外在的な価値基準に基づく判断について/平等概念と権利について)
第2章 平等原則と平等権 (原則と権利の関係について/平等原則について/日本国憲法の平等原則の実体的な価値について)
■第2部 日本国憲法14条1項の「法の下の平等」と司法審査基準
第3章 日本国憲法14条1項の「法の下の平等」の意義について (形式的平等と実質的平等/立法者非拘束説と立法者拘束説、相対的平等と絶対的平等)
第4章 日本国憲法14 条1 項の「法の下の平等」と合理性の基準 (日本国憲法14条1項後段が列挙する差別禁止事由の意味と司法審査基準/尊属殺重罰規定の合憲性について/在外国民に対する選挙権制限の合憲性について/国籍法上の日本国籍取得要件の合憲性について/非嫡出子の法定相続分規定の合憲性について/民法上の女性の再婚禁止期間の合憲性について/最高裁における合理性の基準の適用に関する判例法理の展開)
第5章 合衆国憲法上の平等原則と合理性の基準 (連邦最高裁の判例における合理性の基準/ Windsor 判決における合理性の基準の適用/ Romer 判決における合理性の基準の適用/露骨な差別的意図を持つ立法と合理性の基準/日米の判例に見る「合理性の基準」の相違点)
■第3部 アファーマティヴ・アクションの合憲性をめぐる司法審査
第6章 合衆国憲法の平等保護条項とアファーマティヴ・アクション (アファーマティヴ・アクションについて/相克する二つの平等観について)
第7章 司法審査基準の適用をめぐる連邦最高裁裁判官の対立 (カリフォルニア州立大学医学校におけるアファーマティヴ・アクションの合憲性について/連邦法に基づく公共事業におけるアファーマティヴ・アクションの合憲性について/市の条例に基づくアファーマティヴ・アクションの合憲性について/放送免許に関するアファーマティヴ・アクションの合憲性について)
第8章 厳格審査基準の適用をめぐる判例法理の展開 (連邦政府調達契約におけるアファーマティヴ・アクションの合憲性について/テキサス州立大学ロー・スクールにおけるアファーマティヴ・アクションの合憲性について/ミシガン州立大学ロー・スクールにおけるアファーマティヴ・アクションの合憲性について/ほか)
第9章 隠された不正な立法意図と厳格審査基準 (厳格審査基準の適用に関する判例法理の展開/隠された不正な立法意図と厳格審査基準の適用方法/反証理論の問題点について)
第10章 連邦最高裁における先例拘束性と判例変更 (連邦最高裁における先例拘束性の原則について/近年の連邦最高裁における先判例変更のアプローチ)
第11章 「疑わしい分類」の法理をめぐる法的諸問題 (「疑わしい分類」について/「疑わしい分類」の法理の問題点)
第12章 憲法上の平等原則とアファーマティヴ・アクション (不完全なアファーマティヴ・アクション/アファーマテイヴ・アクションのあり方)