「教育」は社会や歴史によって動かされている。だからこそ教育から社会や歴史を見る必要があるのである。そうした認識のもとに、「学校」に代表される制度面のみならず、就学率や進学率、都市・農村間の労働力人口の移動等も含めた人口動態、また国際的な視野も意識して記述され、新たな視点の日本教育史として好評を得ている本書。第3版では、第3章の叙述を厚くし、現代を扱った最終第9章にグローバル化、多文化化、現代の教育課題を追記した。これによって、本格的な対応が社会的課題となっている状況が明らかにされ、教育にも深刻な影響を与え、変化を迫っているさまを捉えられるだろう