第1部 原理論
第1章 スポーツとは何か?:概念規定の試み
1.1 何がスポーツなのか:外延の不明確さと対象の限定
1.2 スポーツと遊びの関係
1.3 スポーツにおけるルールの機能と制度的側面
1.4 スポーツにおける競争の意味と機能
1.5 スポーツを特徴づける身体のあり方
第2章 スポーツの歴史
2.1 sport概念の通時的変化
2.2 アマチュアリズム
第3章 スポーツの外延と内包
3.1 争点
3.2 スポーツの発生論
3.3 欧米におけるスポーツの外延
3.4 資本主義と構成主義:スポーツの外延を巡る2つの視点
3.5 文化としてのスポーツ
第4章 スポーツと体育の違い
4.1 体育の源流
4.2 我が国への体育の移入と展開
4.3 現代の体育
第5章 スポーツと倫理
5.1 スポーツ倫理学の必要性(スポーツにおいてなぜ倫理学は必要か?)
5.2 試合中での意図的ルール違反事例(野球の報復死球)
5.3 「形式主義」の立場と「エートス」を重視する立場
5.4 「形式主義」と「エートス」主義への批判
5.5 求められる「訂正する力」
第6章 スポーツの美
6.1 美学と美的認識
6.2 快としてのスポーツ美と構造
6.3 スポーツ美の発現と鑑賞:美的二元
6.4 スポーツ美の様相:表現としての美と随伴としての美
6.5 スポーツ美と一般芸術の相違
6.6 技術哲学とスポーツ美の創造性
第7章 オリンピックとオリンピズム
7.1 オリンピズムとは何か?
7.2 オリンピズムの目的達成を阻んできた国際情勢
7.3 オリンピズムの目的達成に向けた取り組み
第8章 スポーツと科学技術
8.1 スポーツと科学技術の接点の問題系
8.2 エンハンスメントの問題系とデジタル化の問題系
8.3 身体/技術複合としてのアスリートとスポーツをどう考えるのか
8.4 スポーツと科学技術の交差するところ
第9章 スポーツと暴力
9.1 暴力の哲学とスポーツ論
9.2 スポーツの本質としての暴力性
9.3 体罰・暴力の発生と温存のメカニズム
9.4 戦略的ファウルと観衆の暴力性
9.5 大学スポーツにおける不祥事・逸脱行為
9.6 スポーツは本当に「文化」なのか
第10章 スポーツと政治
10.1 スポーツと政治の相互作用
10.2 政治とは何か
10.3 スポーツと民主主義への問い
10.4 スポーツと政治の関係を再考する
第11章 スポーツと健康
11.1 健康とは何か
11.2 言説としての健康
11.3 生権力
11.4 健康の理念化
11.5 権利としての運動・スポーツ
11.6 健康の道徳化と運動・スポーツ
第12章 スポーツとメディア
12.1 メディアとスポーツの結びつき
12.2 メディア・スポーツ史
12.3 メディア・スポーツの展開
12.4 スポーツ・メディア論の行方
第13章 スポーツとジェンダー
13.1 スポーツにおける性別二元制
13.2 スポーツにおける性別確認検査とDSD規定
13.3 トランスジェンダー女性の女子種目参加をめぐって
第14章 eスポーツから見える「スポーツ」の意味とこれから
14.1 はじめに
14.2 eスポーツの特徴と現状
14.3 「eスポーツはスポーツか?」をめぐる議論
14.4 ゲームの三層図式
14.5 差異①:物理法則の関与
14.6 差異②:身体の位置づけ
14.7 おわりに