虐待・ネグレクト・親との別れ—さまざまな事情から、児童養護施設や自立支援施設で育ち、いまは、俳優として、シンガーソングライターとして、あるいは資格取得をめざすなど、それぞれの人生を歩む五人の若者。彼らが「社会の偏見を少しでもなくし、次のこどもたちにとってやさしい世の中になるように」と語る自らの経験。
社会的養護のもとで生きるこどもの近くで伴走を続ける著者が願う"世界中のすべてのこどもが「生まれてきてよかった」と思える社会"、"かわいそうだから守るのではなく、彼らを心から尊敬する一人の人間として見つめ、支える側と支えられる側に分けずにお互いの力を循環させていく社会"の実現のためにはまず「知ること」から。
写真は、世界的写真家・操上和美の撮り下ろし。一人ひとりの声にならない思いまでを写しています。
社会福祉の分野で型破りな実践を続けてきた中澤弘幸氏との対談も収録。
帯には、佐藤浩市氏と滝川クリステル氏の言葉も。
勇者たちは叫びません。だからこそ、その声なき声に耳を澄ませてほしい。
社会的養護をはじめて知る人への一冊です。