里親の教科書
  • 発売日:2026/12/07
  • 出版社:理工図書
  • ISBN:9784844610298
通常価格 2,750 円(税込)
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商品説明
里親のもとで、子どもとの暮らしがうまくいかなくなること「不調」。
今まで語られてこなかったその現実から、里親養育の未来を照らす一冊。

◆「いいこと」しか語られない世界に、あえて向き合う。
里親制度の説明会などでは「よかったこと」が語られることが多いですが、実際には子どもが家庭を離れざるを得なくなる「うまくいかないこと」=「不調事例」もあります。
これまで表に出されることがほとんどなかった、このような「不調事例」に正面から光を当てました。

◆失敗を、みんなの学びに。そして、里親をひとりにしない。
里親養育の現場で実際によく起こり得ることを、16の事例で紹介。
里親・子ども・支援者それぞれの視点からていねいにたどり、「どこで何が起きていたのか」「どう支えられたはずか」をひもときます。
子どもの問題行動による関係の悪化・里親の疲れや心の揺れ・支援が届かず孤立していく家庭・子どもの権利侵害・里親家庭で育つ実子の戸惑いなど、どれも特別な家庭の話ではありません。
読み終えたとき見えてくるのは、「里親がひとりでがんばる」時代から、児童相談所も学校も地域もみんなで子どもを支える「チーム養育」へ、という里親養育の新しいかたちです。
失敗を隠すのではなく学びに変え、これからの里親養育の未来を明るくするために編まれた一冊です。

◆里親研究の第一線から、当事者の声まで
2023〜2025年にこども家庭庁の研究費で行われた「児童養護施設等や里親家庭における養育の不調の要因分析に資する研究」。その代表者・引土達雄氏の研究チーム4名を含む、里親研究の第一線の研究者、里親、そして里子として育った経験者、計10名(うち2名は匿名)が執筆。
研究の知見と、現場・当事者のリアルな声の両方から、不調事例を立体的に描き出します。
里親はもちろん、里親を目指す人や支援者、また、福祉・心理・教育を学ぶ人にもおすすめです。
目次
はじめに
第1章 なぜ「不調事例」から学ぶのか
第2章 不調事例の実際
 ケース① 問題行動・試し行動による関係悪化
 ケース② 里親の養育困難(多児童委託・家庭事情)
 ケース③ 支援不足による孤立
 ケース④ 子どもの権利が尊重されなかったケース
 ケース⑤ 里親自身の不調(心理的負担・家庭崩壊)
 ケース⑥ 里親家庭の実子がかかわる家庭内不和
 体験談
 対談
第3章 不調の背景を読み解く
 1節 子どものトラウマと愛着形成
 2節 不調の背景を読み解くときの大前提
 3節 どのようなサポートが必要か
 4節 不調から委託解除に至る背景
第4章 寄り添い方の実践
 1節 子どもの声を聴く
 2節 心理社会的支援の導入
第5章 里親制度の可能性
 1節 フォスタリング機関の役割
 2節 地域社会との連携
 3節 子どもの権利条約と里親制度のみらい
第6章 あとがきに代えてー里親制度のみらい―
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