マンガ、アニメ、ゲーム、映画、小説。私たちは物語に感動し、ときに登場人物たちの関係性に自分自身を重ねます。本書は、そんな「好きな作品」を入り口に、「仲間」とは何か、「相互的ケア」とは何かを考える、新しい読書体験を提供します。
舞台は、創作物について語り合う架空の自助グループです。司会者を含む10〜40代までの男女5人の参加者が、それぞれの視点から作品を読み解き、ときには意見を交わしながら、多様な人間関係や支え合いのあり方を探っていきます。
ドラえもんはなぜ依存してばかりのび太を見捨てないのか。
ミギーは新一との関わりで、なぜ友情を獲得したのか。
ジョバンニとカムパネルラの関係に込められた意図とは──。
このような疑問から、登場人物やストーリーだけでなく、制作者の意図やファンの受け止め方にも目を向けることで、これまで気づかなかった、多様な「支え合い」の関係を発見することができます。
好きな作品について語り合うのが好きな人、好きな作品を深く味わいたい人。
そして、人と支え合うことの意味を新しい角度から考えてみたい人に、手に取っていただきたい一冊です。