極限環境生物 人間なら秒で死ぬ! ありえない場所でがんばる生きものたち

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極端な乾燥、無酸素、高熱、高濃度の放射線といった環境で生きる生物は、なぜそんな所にいるのか。あえて極限環境で生きることを選択した種、進化の過程で耐性を身につけた種、たまたまそこに居合わせて繁栄した種、さまざまではあるが、人間ではとうてい及ばない、かれらの驚異的な生存戦略を探る。
特に印象的な例として、完全に乾燥した状態や絶対零度に近い温度、さらには宇宙空間の真空でも生存できるクマムシ、酸素なしで数カ月生き延びるニシキガメ、自ら凍って冬を越し、春になると解凍して復活するカエル、原発事故後のチョルノービリで飛躍的に個体数を増やしたモウコノウマや、原子炉で繁殖する菌類などを紹介する。
「6度目の大絶滅が最悪のシナリオをたどったとしても、生物には、どんな惨禍をも乗り越える適応能力がある」と著者は言う。地球の生物環境の豊かさ、多様性、そして極限の環境に生きる生物たちの驚異的な生態について、英国の若きサイエンスライターが、ユーモアを交えつつ楽しくわかりやすく伝える。
目次
はじめに
パート1 生命を支えるもの
1章 乾いて強くなれ――水
2章 息も止まるほど――酸素
3章 絶食とどか食い――食物

パート2 動きまわる原子
4章 超クールな生きものたち――凍結
5章 高と低――圧力
6章 炉のなかの生命――熱

パート3 光線と放射線
7章 陽は昇らない――暗闇
8章 汚染天国の味――放射線

エピローグ/謝辞/参考文献/索引
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