序章 問題の所在
第1章 精神障害者の概要と施策の歴史
1.精神障害者の概要と雇用実態
2.精神障害者施策の歴史
3.社会福祉基礎構造改革と「自立」
第2章 障害者と「自立」の問題
1.障害者自立生活運動における「自立」の問題
2.精神障害者社会復帰論争─「自立」と「社会復帰」をめぐる問い
第3章 精神障害に関する歴史的社会学的考察
1.精神障害者と医療の歴史
2.障害の社会的構成論─デュルケーム、サズ、ゴッフマン、シェフの社会学理論
3.産業社会における「病者役割」と「治療」「回復」論─パーソンズ理論における「健康」と「病気」の問題
第4章 資本主義システムにおける「自立」と福祉制度
1.マルクスの資本経済システム理論における「就労自立」の問題
2.「就労自立」と福祉制度─イギリス社会福祉制度史の検討
第5章 精神障害者の「生活の質」─価値転換と選択可能性
1.「就労自立」価値観の転換─障害の受容論
2.「福祉を達成する自由」としての潜在的能力─アマルティア・センの理論と社会関係資本の視点
第6章 事 例 検 討
1.患者会活動の事例
2.個人のライフヒストリー事例
第7章 新しい共生文化と経済システムに基づく社会の構想
1.市場経済を地域社会に包摂する経済システムの構築─ポランニー理論の視点から
2.「健常」と「障害」の区分を超える地域共生文化
終章 善き社会への希望─歴史的に生きる
あとがき